スティール・パートナーズが部分的に売却を進めているようです。事実上の買収失敗&撤退ってところですね?

 ブルドック株の一部売却 米系ファンドのスティールizaより

 米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが、一時は買収を目指したブルドックソースの株式の一部を売却したことが27日、分かった。

 スティールが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、スティールの持ち株比率は4.40%と、これまでの5.42%から低下した。少しずつ市場内取引で処分していた。スティールは一時、ブルドック株の10%超を確保し、今年5月、全株取得を目指して株式公開買い付け(TOB)を開始。ブルドックが七月に買収防衛策を発動したため買収は失敗し、持ち株比率が大幅に下がった対価として約21億円を得た。

スティールとブルドックの戦争はこんな感じです。

ブルドッグチャート

ソースを作ることしか知らないブルドックと金を儲けることしか知らないスティールの戦いはどちらも手痛い出費が出たと言う意味では痛み分けです。
ちなみに自分は数ある買収ファンドの大半は嫌いです。
株を買うのも買収するのも手順は変わらないのですが買収ファンドは買収が進んだら金目のものをバラ売りして高値のうちに逃げることしか考えない・・・盗賊や海賊と同じ、賊な存在にしか見えないからでそのファンドに出資している投資家も間接的に資金提供しているのだから同罪です。
そこには経営者に惹かれたからとかこの企業の商品やビジョンに共感できるなんて関係ないように見えますしね?



古い記事にこんな話があります。
 Newsweek Business 2004年6月2日号より

企業には自社の利益を上げるための事業と、社会に利益をもたらす活動があるが、「米国系の会社は、投資家も規制当局も、企業は金儲けだけやっていればよい」と考えているようだ。
アメリカの投資家は、どのように利益を上げたかにはほとんど無頓着で、利益そのものにしか関心がない。アメリカ的考え方は、ルールにしたがえば何をしてもよく、最終的には裁判に勝てばよいと思っているようだ。
たしかに、財務力でいけば、世界上位ランキング50社のうち31社を占めるアメリカの会社の会社は、社会的責任では2社しか入っていない事実を見てもわかる

アメリカは今も昔もそう変わりません。日本が今も昔もそう変わっていないのと同じように・・・。
でも今後はヘッジファンドの動きもしばらく見ないで済みそうです。みんなサブプライム問題でいっぱいいっぱいですからね。
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