世界的ベストセラーとなった「ビジョナリー・カンパニー」「ビジョナリー・カンパニー 2」の次となる作品
今回はサブタイトルにある「衰退の五段階」とあるように偉大であった企業がどのように衰退していくのか
段階的に見れるしそもそも前作までの反対の調査が興味深い
第1段階 成功から生まれる傲慢(ごうまん)
第2段階 規律なき拡大路線
第3段階 リスクと問題の否認
第4段階 一発逆転策の追求
第5段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅

もちろん企業は十人十色で5段階まで行かずに経営が軌道修正される場合もある
知らぬ間に時間をかけてゆっくり衰退の道に降りてくる企業もあれば
あっと言う間に衰退の5段階を落下していく企業もある
倒産分析の本のようだがこの本では似たケースでも成功している企業を選び出し比較しているのが面白い

成功している企業と衰退している企業の違いを調査して学べる点は何か
これこそが本書の最大のテーマになる

読んでいてふと日本国家そのものが衰退企業とダブってしまった
個人的には日本は衰退の第3段階に突入していると感じる
では、どんな経営者が国家のかじ取りに向いているのか?
国民を背負う総理大臣に求めるのが一発逆転の追求ではないのは明白である

危機は素晴らしい機会であり、無駄にするのはとんでもないことだ
第8章で登場する成功者のような冷静に現状分析ができ堅実に実行する人物が相応しいと感じる

この感覚はどこかで感じていたと思い返してみれば前作「ビジョナリーカンパニー2」で紹介されていた
「第5水準のリーダーシップ」を持つ人物そのものと気付く

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階
ジェームズ・C・コリンズ(James C. Collins)
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