選択肢の数が増えることによって逆に意思決定ができなくなる・・・このことを選択のパラドックスと呼べます
今回はそんな選択のパラドックスの例とネット証券や個人投資家にとっての選択のパラドックスを考えてみた
「選択肢の数が増えることによって逆に意思決定ができなくなる」と難しい用語で書きましたが簡単かつ有名なエピソードがあります

6種類のジャムと24種類のジャムを並べ試食販売を行う
通行人の60%が24種類のテーブルで
40%が6種類のテーブルで試食した
6種類のテーブルを訪れた客のうち30%がジャムを購入
24種類のテーブルを訪れた客のうちわずか3%だけがジャムを購入


数が多いほど手にする客も多いのですが買う段階では数のおおさがネックとなり購入に至れない・・・こんなデータもあるほど有力な心理学です

ネット証券における選択のパラドックス


ネット証券は投資信託が充実しています
しかし充実した投資信託はホントに欲しい!必要だ!・・・と思えるファンドに出会うまでに迷わせます

ネット証券取り扱いファンド数 2011年7月現在

306本  マネックス証券
460本  カブドットコム証券
1095本 SBI証券
1075本 楽天証券

ラインナップの充実こそが自慢のネット証券のようですが真実が逆にあるのです

個人投資家における選択のパラドックス


分散か集中かを判断するときに分散を選択する個人投資家の中にはどれだけ分散すれば気が済む(安心?)のかと思える場面があります

例えば国内株と海外株、最近では新興国株も買いやすい環境になったので新興国も含めた分散投資がセオリーになっていますが新興国より更に小規模なフロンティアマーケットも投資したいと考えがち
他には株式・債券・不動産(REIT)の他にも金・原油といったコモディティ投資。。。

分散とは集中によるリターンのイビツさを平準化させるのだから行き過ぎた過度の分散はある程度以上の分散と大差ない結果になるのでは?
それならば管理の行き届きやすい範囲内で分散するほうが楽チンだと思うのです

他にも売買ルールも胸ポケットのメモ帳1ページに書けるくらいシンプルな仕組みを決める
複雑なトレードシステムとシンプルなルール。どちらが優れているのか作った自分を含め誰にもわからないのなら簡単な方法を選ぶほうがよくありませんか?

選択の科学
選択の科学
posted with amazlet at 11.07.12
シーナ・アイエンガー
文藝春秋
売り上げランキング: 2326

スポンサーリンク