自分のことはわからないとはよく言ったもので日本人のことをよく知っているのは外国人だったりします
レバノン人のカルロス・ゴーン氏が日産にやってきて日本人のこと、日本の価値を3つ取り上げているのでメモ

日本の価値


  1. サービスの質

    日本企業による消費者への対応は節度と謙虚さを旨としており、これほど信頼がおけて期待に違わないサービスは、他のどの国にもまずない。


  2. シンプルさを大事にする点

    複雑な社会は混乱を招きがちだ。だが、日本では、シンプルさを大事にするがゆえに、それほど大きな混乱は起きない。日本人は自分のやるべきことをはっきり認識しているからである。


  3. プロセスを尊ぶ国民性

  4. 日本人は継続的な改善の達人だ。物事を実行していくのに、日本人ほど長けた国民性はいない。



日本に来て驚いたこと

1999年に日産に着任したときに日産のみならず多くの企業で最高財務責任者(CFO)がいない。
会計と銀行担当社だけで全体の責任者(コントローラー)がいないことに驚いたそうだ
だからゴーン氏によれば出された数字が理解できなかったようだ

どこで利益を出し、どこで損失を出しているのか、経営陣も分かっていなかったと思う。従業員が何人いるのか、はっきりした数字を出すのに1週間かかることもあった。一部の企業が苦戦している理由のひとつは、自社の採算が合っているのかさえ分かっていないことだ。それどころか、採算性を求めようとさえしていない場合もある。今日でも日産の取引先のなかには、自社製品のどれが採算に合っているのか知らないという企業もある。


かなりバッサリと日本の悪い面も指摘していますが反対に合理的な米国についても「行きすぎ」であると指摘

逆に米国に行くと、至るところで数字が出てくる。ある意味では、そうした企業は数字を意識しすぎて考えが短絡的になり過ぎるきらいがあるほどだ。


ゴーン氏によれば理想は「ちょうどよいのはその中間だ」とのこと(日本と米国の中間)

日本の未来について

すごい好きな言葉

日本にはもうあまり期待できないと言う人は、本当の日本が分かっていない。
日本をよく分かっている人ほど、実は楽観的だ。他の国と同じく日本にも、変革を求める姿勢から消極的な姿勢まで、姿勢も様々ながら、優れた成功から大失敗まで様々にあるのだ。


ページを戻って日本型のビジネス手法について

日本は必ずしも真っ先には動かないが、必ず追いついてくる。中国の自動車市場にしても、まずドイツが市場を圧倒し、一時は70%のシェアを占めた。次に参入したのが米国。日本は最後に参入したが、着実に伸びてきている。ロシア、インド、ブラジルの市場でも、日本は最初に飛び込むことはしなかったが、参入したが最後、その業務遂行力は他とは比較にならない。日本はあきらめることなく行動し続け、やがて突破口を開いていくのだ。


これらは震災後に書かれた本「日本の未来について話そう」で様々な著名人からの言葉をまとめた本のなかでのゴーン氏のページ。
重圧でまだ読み始めだが経営者の言葉は記者やジャーナリストよりも重みを感じるところが多い印象

日本の未来について話そう

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