ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野さんの著書「日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。」の第2章に『「インデックス投資」は危険!日経平均は、もう死んでいる』という内容があります


この第2章を要約するとこんな感じ

  • 2001年9月末に日経平均9,775円、その10年後2011年9月末は8,700円と下落
  • この間、全上場企業のうち株価が上昇したのはなんと57%(2618社中1493社)
  • 時価総額で3000億円以上の大型株と3000億円未満の中小型株に分けると上昇した1493社の中96%が中小型株
  • 上昇銘柄の割合を見ると大型株は44%だが中小型株は58%
  • 日経平均は全上場企業の上位10%でほぼ占められている
  • 日本株のインデックスにおいては過去3年、10年、20年をとっても報われていない
だから「日経平均は、もう死んでいる」良い銘柄を見極めて行う「厳選アクティブ投資」・・・と
これらに対する自分の考えはこんな感じ

インデックス投資も完璧な正解ではない
上の要約は事実だし受け入れるべき
問題はインデックスとなるべき指数の作り方ではないのかな
インデックス投資と言っても何をインデックスするのかによって大きな違いがある
東証は様々なケースにあうインデックスを用意するべきだし運用会社もそれに連動するインデックスファンドやETFを作成するべきでしょう
日本株のインデックスといえばTOPIX連動や日経225連動といった概念は少なくとも国内で投資できる環境の日本人にとっては変化があってもいい

「アクティブ投資」も危険!
とにかく日本のアクティブファンドはコストが高すぎる
そしていつまでも投資していたいと思えるアクティブファンドも99%ない
どうも日本の大手運用会社が設定するアクティブファンドはブームに乗っかったテーマ型のファンドばかりなので応援したいと思えるものもない
成績の良いアクティブファンドの中身は銘柄選択よりも現金比率が効いている
ならば低コストなETFやインデックスファンドをアクティブに扱うアクティブ・インデックス投資があってもいい
現金比率がある以上、上昇相場時に100%投資しているインデックスに勝てるアクティブはそうそうない
上の要約にあるパフォーマンスはデータ収集期間の取り方によっていかようにもなる
独立系投信には応援したいと思えるファンドがあるが口座が増えるのは心理的に嫌だ



結局、インデックス投資もアクティブ投資も半信半疑くらいが丁度いいってこと
たしかに衰退している大型株の比率が大きいインデックスには問題がある
ならばファンダメンタルインデックスやバリューインデックスなど多様なファンドが買える環境を心から願う
良いものは評価されて悪いものは排除される
割安なものは評価されて割高なものは排除される
これらが多様化すればアクティブファンドだけに頼らないインデックス投資家による真の意味で効率的な市場原理が働くのかもしれません
ここまで来ると何がインデックスで何がアクティブなのかの境界線もぼんやりしてきます

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