企業年金制度改正に関する説明会

物流専門誌の物流ウィークリーによるとトラック厚生年金基金の解散(代行の返上)が簡単には進まないジレンマがあるようです

期限切られた解散への道 トラック厚生年金基金|2013.09.11
彷徨い続ける年金基金 タイムリミットのギリギリまで|2013.09.20
過去記事厚生年金基金の運用はどこも限界でも書きましたが

なぜ中小企業の悲鳴と書いたのかというと大企業は「単独型」やグループ企業などの「連合型」で厚生年金基金のドロ沼化を察知してサッサと代行返上や基金解散をしています

現在残っている厚生年金基金のほとんどは「総合型」といって◯◯建設業や〇〇交通、◯◯機会金属といった中小企業が加入しているケースしか存続していません



厚生年金基金は3階で厚生年金は2階と言われているが実際は底の抜けたバケツとも言われ年金受給者が増えていく成熟期の基金は入ってくる水量は変わらない(もしくは減っていく)のに出ていく水量は増えていきいずれバケツはカラになるとも言われている


そして今回2つのトラック厚生年金基金の記事によると

トラック運送業界には現在、昭和43年に設立された「東京トラック」「東京貨物」を皮切りに、平成3年に立ち上げられた「長崎」「岐阜」の両基金まで計35の基金があるが、前出の基準(指定基金)に当てはまる財政悪化が見られるのは12基金。ただ、最近の株高などで内容が改善したケースもあり、そうした状況が最終判断を鈍らせているともいえる。


全国に35あるトラック年金基金を見ても、平成24年3月末の時点で純資産が最低責任準備金を下回っているケースが目立ち、なかには70%を割り込むような基金もある。給付額を減らす一方、掛け金は引き上げるといった苦渋の決断を繰り返しながらも、なかなか傷口が小さくならないのが現状だ。


厚生年金基金もまた上層部は天下りなので『年金基金の資産運用にともなう手数料などが大きな収益になっている受託機関とすれば、何らかの形で継続策を探るのが当たり前』(記事文末)なんて話が出る始末

平成24年3月末の時点で70%を割り込むような基金ならば平成25年9月現在ならば相当いいはず
もしも代行返上をするのならば最近の株高は絶好の追い風になっています
しかし代行返上や基金解散は時間がかかるので決定しても実際に解散する頃はわかりません
そして「総合型」は中小企業の集まりなので意思統一までに時間がかかる
壊れかけの厚生年金基金制度はなんとも難しい問題を抱えています

[こちらの本で厚生年金基金制度の問題点がよくわかります]
年金倒産 ― 企業を脅かす「もう一つの年金問題」
宮原 英臣
プレジデント社
売り上げランキング: 306,260

スポンサーリンク

 タグ
None