お金・賃金・マネー

最近は株価や自身の資産額をまったく見ていないのですが連日のように再高値更新などのニュースが飛び交っているのでボチボチ調整でも来るのかな?・・・と頭の片隅程度に感じています

米ダウ・S&P500が高値更新、FRB副議長の緩和継続発言で|ロイター(2013年11月15日)
米国株、ダウ平均85ドル高、連日で最高値更新 6週連続で上昇|日本経済新聞(2013年11月16日)
米国株、続伸 ダウ54ドル高で最高値 S&P指数は1800を突破|日本経済新聞(2013年11月23日)

連日再高値を更新するような状況でインデックス投資家(コツコツ投資家)はどのような対応をするべきか名著であるウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理から学んでみます

現在のバリュエーションは高い


わたしのインデックスで先月末(2013年10月)時点の世界各国のPER・PBR・時価総額を確認してみます

実績PER
全世界 17.2倍 先進国 17.8倍 エマージング国 13.1倍
ヨーロッパ 17.2倍 アジア・パシフィック 18.5倍 BRICs 10.8倍
実績PBR
全世界 2倍 先進国 2.1倍 エマージング国 1.7倍
ヨーロッパ 1.8倍 アジア・パシフィック 1.5倍 BRICs 1.4倍


先進国のバリュエーションは割高か割安かと言えば純資産から見て割高に思えます
ニュースではダウの連日再高値更新とのことなので米国、おまけに日本も確認

米国PER 18倍
米国PBR 2.6倍
日本PER 22.9倍
日本PBR 1.4倍

米国では特に純資産から見て割高で日本では利益から見て割高に思えます

投資時点の株価収益率とリターンの関係


投資時点の株価収益率と10年間の平均リターン
※ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第10版>をもとに作成

現在の米国PERは18倍ですのでグラフで見ると中央よりやや右側(割高)といったところ
ザックリと平均リターンで見れば9%前後といったところでしょうか
日本に至っては平均リターンが4%前後になるかもしれません
リスクも考慮すると誰もが買いに走る中で俯瞰的に見てお買い得な状況ではなさそうです

それでもインデックス投資家がすることは変わらない


実はこのグラフだけを見ると高値づかみでコツコツ投資家の積み立てを控えたくなるのですがするべきことは『変わらず継続』なのです

例えば1992年時点のS&P500指数の市場平均PERは20倍を超える高水準でした
以下を引用します

図2によれば、その場合、期待できる長期平均総リターンは5%台にすぎない。
しかし、事実は、1992年から2001年までのS&P500指数の実現総リターンは年平均で10%を上回ったのである。
私の同僚の学者仲間に、1990年台初めにあまりにもPER水準が高くなったため、退職年金プランの運用対象を株式から全部債券に切り替えた男がいた。
それから10年間というものは、彼はその意思決定を悔やみ続け、株式市場の平均リターンが容易に予測できるなどと軽々しく言わなくなった。

第11章 効率的市場仮説に対する攻撃はなぜ的はずれなのか p.346より引用

※図2とは上記のグラフ、漢数字は数字に変換

例え自分で『株価は高い!』『近いうちに暴落が来る』と思っていてもそれが『いつ』『どの程度』やってくるのかを知る手段はありません
このブログでも過去にバリュエーションにこだわっていた時期がありましたが最近は・・・特に積み立て対象を世界経済インデックスファンドになってからは『なんでも来いやぁ~』って達観しています
バランスファンドは自分の意思決定が入る余地がありませんしね
これはデメリットでもあるしメリットでもあるのです

もうひとつ相場観についてマルキール爺はこのようにも語っています

仮に、市場株価が間違っているとしても、どの時点で「高すぎる」のか「安すぎる」のかは、誰にもはっきりとはわからない。
したがって、どんなプロの機関投資家でも、「割安な」銘柄だけを保有し、「割高な」銘柄は一切保有しないなどという運用は、決してできないのだ。

第4章 21世紀は巨大なバブルで始まった p.131より引用


ここ数年は不景気のドン底でインデックスファンドによるインデックス投資が批判されていたこともありましたが高値圏では高値圏でも同様のことが起こる可能性もあります
アベノミクスや米国の金融緩和などで株式市場は盛況ですが熱狂するなかでも自分はどこか冷静さを保つような仕組みでありバイブル的なものがあるのは重要です

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