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格付投資情報センター(R&I)が、R&Iファンド大賞2015を発表しています。
連結子会社である日本経済新聞でも、R&Iファンド大賞の詳細について紹介されています。

ファンド大賞、独立系が連覇 順位には入れ替えも|日本経済新聞

今号はその中でも選考対象が300本を超える最激戦区、「投信/国内株式部門」の結果を探ってみたい。(日本経済新聞)とのことなので、このブログでは、『国内株式部門の市場平均であるTOPIX』に連動する『SMT TOPIXインデックス・オープン』と今回のR&Iファンド大賞2015に選考されている厳選ファンド15本を比較してみます。

日本経済新聞 国内株アクティブ投信 効率性ランキング
※日本経済新聞より

R&Iファンド大賞の選考方法とは


『R&Iファンド大賞 2015』受賞ファンドを公表(PDF)より、選考方法について書かれているところを抜粋してみました。

R&Iファンド大賞の選考方法選考は、2015年3月末時点における1年間の運用実績データを用いた定量評価がいずれも上位75%に入っているファンドに関して、2015年3月末における3年間の定量評価によるランキングに基づいて表彰している。

定量評価は"シャープ・レシオ"を採用、表彰対象は設定から 3 年以上かつ償還予定日まで 1年以上の期間を有し、残高が 30 億円以上かつカテゴリー内で上位 50%以上。

3年間における"シャープ・レシオ"の残高加重平均値によるランキングに基づき、上位1社を「最優秀賞」、次位1社を「優秀賞」として表彰している。

本文は、もっと用語も説明が長くて分かりづらいのですが、簡単に書くと『シャープレシオ』の勝れたファンドを選考しています。

シャープレシオ=(ファンドのリターン-安全資産のリターン)/ファンドの標準偏差


シャープレシオは投資の効率性を示す指標で、計算式はこんな感じです。

なぜSMT TOPIXインデックス・オープンを選んだのか


『国内株式部門の市場平均であるTOPIX』に連動するインデックスファンドなら何でもよかった(失礼!)のですが、SMT(旧STAM)インデックスファンドの登場こそ、低コストなインデックスファンドの夜明けでありましたし、比較する5年間のリスク・リターンのデータが新しいインデックスファンドでは情報が存在しません。

日本のインデックスファンドの歴史上、信託報酬の引き下げを積極的に行ってきたのも、今回の比較ファンドに選んだ理由の1つでもあります。

(参考記事)
2010.07.06 STAMのコスト引き下げは投信界の偉大な一歩!

TOPIX(配当込み)指数で比較してしまうと、商品化されている各社のインデックスファンドシリーズでも、コストの差額分だけ勝てるファンドが存在しなくなるので、誰でも購入することができる『SMT TOPIXインデックス・オープン』を選択しました。

以下のリターンは、分配金込みのトータルリターンでモーニングスターから情報を得ています。

R&Iファンドとインデックスファンドのリスク・リターン比較 1年


(高いリターン順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリターン比較 1年

(低いリスク順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリスク比較 1年

R&Iファンドとインデックスファンドのリスク・リターン比較 3年


(高いリターン順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリターン比較 3年

(低いリスク順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリスク比較 3年

R&Iファンドとインデックスファンドのリスク・リターン比較 5年


(高いリターン順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリターン比較 5年

(低いリスク順に並び替え)
R&Iファンドとインデックスファンドのリスク比較 5年

勝たないインデックスは平凡ではなく優秀


トータルリターンの成績は、1~5年の期間でTOPIXが最上位になることはありませんが最下位になることもありませんでした。

しかしながら、今回の15本は選考対象が300本を超える中から選ばれた厳選ファンドです。
そういう意味では、トップクラスの『スパークス・新・国際優良日本株ファンド』や『ひふみ投信』には及ばないものの、悪くない成績を無難に刻むことのできるインデックスファンドの素晴らしさが際立っています。

リスク(標準偏差)で見ればリターンよりわかりやすい。
TOPIXは、東証一部の株式全銘柄を対象とした「時価総額加重型」なので、東証一部全銘柄(浮動株ベース)に分散投資をしている状態です。

他のアクティブファンドと比較してインデックスファンドの方が分散投資しているのは明確で、アクティブファンドと違いキャッシュポジションを持てないインデックスファンドにも関わらず、どの期間をみてもリスク(標準偏差)は、R&Iファンドの上位15本と同等か、それ以上の成績を収めています。

※R&Iファンド大賞2015は2015年3月末時点で評価されていますが、当ブログでは記事作成の都合上2015年5月末時点で評価していますので、R&Iファンド大賞2015発表当時のパフォーマンスと多少のブレがあります。

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