クレジットカード ポイント 紙幣

SBI証券では、投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが獲得できる投信マイレージサービスがあります。

このSBIポイントは、現金、他のポイント、様々な商品に交換できます。

現金に交換すれば、実質的に投資信託保有コストの削減ができるので、使えるうちは利用するべきサービスなのですが、現在、最大限にSBIポイントを獲得する状況で最低コストの投資信託を保有していると、SBI証券の利益(信託報酬の販売会社取り分)よりも投信マイレージから来るSBIポイントのほうが大きい逆転現象が起きています。

これは保有している限り、恒常的にSBI証券が損をし続けることになるのでサービスの改悪が起こるのではないかと、ゆうきさんが提言しています。

(ホンネの資産運用セミナー)
SBI証券の投信マイレージサービス(SBIポイント付与制度)は持続可能か?

この黄金の羽根が落ちていて誰でも拾える状態について、自分は楽観的です。

  • 改悪はあっても業界随一のサービスが競合他社から大きく見劣る変更は考えづらい
  • SBI証券が損失を出す条件になる顧客(投資家)は一部に過ぎない
  • SBI証券が損失を出す条件になる投資信託は一部に過ぎない
  • 投資信託部門はSBI証券の収益の一部に過ぎない(他に信用取引やFXなど)

改悪はあっても業界随一のサービスが競合他社から大きく見劣る変更は考えづらい


SBI証券はネット証券の中では堅実的というか、革新的なサービスを他社が打ち出してくると業界一の資本力やシェアを強みに徹底対抗してくるところがあります。

(参考記事)
2009.07.22 楽天証券vsSBI証券の仁義なき戦いはレベル低い

この記事では、楽天証券の株式売買手数料の値下げ合戦をしていたのですが、他にも海外ETFでの特定口座の対応も他社が出尽くしてからの発表であったり、NISAの具体的な詳細もネット証券ではSBI証券が最後に発表したような記憶があります。

その結果、他社と比較して、様々なサービスで最低評価になることがありません。

SBI証券が損失を出す条件になる顧客(投資家)は一部に過ぎない


SBI証券が損失を出す条件とは簡単に書くと

運用コストの中のSBI証券の報酬 < 現金化されたSBIポイント


ゆうきさんのブログから引用すると条件はこんな感じ。

確かに、SBI証券で対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円以上の場合、月間平均保有額の年率0.2%のSBIポイントを獲得できる(投信マイレージサービス)。
SBIカードを持っている場合、10,000ポイント=12,000円(1ポイント=1.2円)で交換可能なので、合算して0.24%のキャッシュバックが受けられる(SBIポイントとは?)。


金持ち高齢者を上客にする野村證券などの店舗ならともかく、若年層からの支持を得るネット証券では、投資信託の月間平均保有額が1,000万円以上という存在はSBI証券にとって大事な上客でしょう。

それなりの手厚いサービスがあって然るべきでしょうし、『いつかは投資信託の月間平均保有額が1,000万円』というモチベーションを個人投資家も持てるのではないでしょうか。

そしてそれは、SBI証券への投資信託の集約化に繋がるのであれば、Win-Winの関係と言っても過言ではないでしょう。

SBI証券が損失を出す条件になる投資信託は一部に過ぎない


今回の例で言うと、ニッセイ日経225インデックスファンドが該当していますが、最大で0.24%ものポイントバックされるのですから、単純に運用管理費用(信託報酬)における販売会社の取り分が0.24%より低い投資信託についてはSBI証券が赤字になります。

しかしながらSBI証券全体での投資信託の取扱本数は2,077本(2015/7/7現在)。
この大量にある投資信託の中から、タンスの奥にひっそりと置いてあるようなインデックスファンドを選ぶ人のほうが難しいでしょう(投信マニアを除く)。

SBI証券 投資信託の信託報酬額
※画像元 2015年3月期SBIホールディングス株式会社決算説明会PDF

ローコストなインデックスファンドも増えてきてはいますが、投資信託全体で見た場合は、株価上昇もあり投資信託の信託報酬額は過去最高を記録しています。

そして全体でみる投資信託の信託報酬額が投信マイレージサービスの原資です。

これは高コスト投信から低コスト投信への富の移転にも見えます。

投資信託部門はSBI証券の収益の一部に過ぎない(他に信用取引やFXなど)


投資信託の部門でも過去最高を記録した2015年3月期決算でしたが、SBIホールディングス全体でみても過去最高を連発していました。

SBI証券 過去最高益 2015年3月期
SBIカードは大幅改善
※画像元 2015年3月期SBIホールディングス株式会社決算説明会

好調だから今後も安泰というわけではありません。
実際にSBIカードは、クレジットカード事業の早期黒字化を目指しているので、単純に考えるとSBIカードの改悪の流れに向かっています。

SBIカードの子会社化
※画像元 2015年3月期SBIホールディングス株式会社決算説明会

(投信で手堅くlay-up!)
SBIカード改悪!しかしSBI証券投信マイレージの優位性は今のところ変わらず



投信マイレージから発生するSBIポイントや現金化をした場合におけるキャッシュバックは、信託報酬の値下げと考えるよりは『おまけ』程度にしておきましょう。

(参考記事)
2015.04.13 自動積立をSBI証券に変更することにしました

自分は最近SBI証券での投資信託の積立を開始しましたが、クレジットカード(SBIカード)を作っていませんし、自分の現在の条件で現金化するとポイントの交換比率が悪い。

調べてみると、『SBIポイント 500 ポイント』を『nanaco 500 ポイント』に交換してくれるようなので、現金化→再投資ではなく、nanacoポイント→生活必需品に消費というサイクルになるかな。

(【M】マネーの作法)
SBIポイントを現金よりもお得(交換レート100%)に交換する方法

ポイントゲットは楽しいけれど、ほどほどが大事ですね。
気持ちは『おまけ』ではなく、ホントに『おまけ』だとして使いきる予定です。

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