
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話を読みました。
盆休みの空き時間を利用して読むかな…と手にした文庫特別版(単行本 第4章の受験メソッドなどを大幅省略したストーリー重視)でしたが、読み始めてみると非常に面白く、那須の日帰り旅行の隙間時間(妻の買い物中や子どもが牧場にある遊具で遊んでいる時間など)で読破しました。
ちなみに映画「ビリギャル」は観ていませんので、ビリギャルの情報はすべて掲載されている単行本ではなく、今回読んだ特別文庫特別版のみです。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話を読んで感じたこと
- 教育(大学受験)にはお金がかかる
- 日本史にはマンガが最強の勉強法
教育(大学受験)にはお金がかかる
読んでいて、あらためて思い知らされるのは教育(大学受験)にはお金がかかるってこと。
もちろん、目標が慶應義塾大学で学年ビリのギャルだった娘が、塾に毎日通うコースを選ばなければならない状況だったこともあります。
他にも、そもそも日本の大学受験は根本的に費用がかかりすぎている印象もあります。
さやかちゃん(主人公)が決めた受験校
- ウォームアップ校 明治大学と関西学院
- 対抗 上智大学
- 本命 慶應義塾大学
これらの受験費用に名古屋からの遠征費(宿泊費)もかかります。
もちろん、さやかちゃんの場合は受験日までの塾の費用もかかります。
慶應義塾の文学部は残念な結果でしたが、総合政策学部の結果発表前に関西学院と明治大学の入学金(30万円)を支払うリミットがやって来るので支払わざるを得ません。
大学の経営を考えると入学金の収入は大事なのかもしれませんが、こういう(無駄な)教育費は社会問題になることもありますし、日本の貯蓄志向を高めるマイナス要因です。
(参考記事)
意外と忘れがちな大学受験にかかる費用と注意点|マイナビニュース
そして受験後…入学してからも当然ながら費用はかかります。
すべての教育費を無料にしろとまでは言いませんが、本命の合格発表前に他校で入学金のタイミングのリミットが来てしまう問題など、改善されるべきところは解消してほしいところです。
日本史にはマンガが最強の勉強法
この本の文中で日本史の勉強をするときに、マンガが何度も登場してきます。
さて、さやかちゃんのような子にお勧めな日本史の学習方法は、ずばり、『学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)』(小学館/1997年12月に改定・増補版)をひたすら読むこと、になります。
(なお、さやかちゃんが使ったのは、小学3年生の時に買ってもらった、1980年代に出ていた『学研まんが 日本の歴史』シリーズですが、もはや古いので、それは今はお薦めしません。またその最新版もお薦めしません。内容が大幅に薄くなっているからです)。
結局、歴史は”歴史に名を残すレベルの偉人が出演する昼ドラ”なのです。P.132より引用
日本史がまったくできないさやかちゃんに、僕は、
「君のレベルだったら、もうマンガを読むしかないよ。小学館か学研の学習歴史マンガを全巻読みなさい。もう時間がないから、それしかない」
とこの時、ついに伝えたわけです。
これがまた、「今さらマンガを読め、なんて。そんなんで慶応に受かるか?」という疑念を生み、さやかちゃんは「坪田先生に、見放された」と本気で思ったそうです。P.142より引用
結果的に、その後、さやかちゃんが『学研まんが 日本の歴史』を全巻読破してしまったことが、前述したとおり、さやかちゃんの日本史の成績を急伸させることになるのです。
やっぱり歴史は、暗記ではなく、ドラマやマンガで覚えるのが一番なんです。P.147より引用
マンガで日本史は、これから受験をむかえるすべての家庭に対応できそうですね。
どう考えたって、教科書を何度も気合で読むより、マンガを見ている方が、子どもにとって『簡単』であるし『息抜き』にもなりますし『効率的』です。
さやかちゃんが使用していたマンガ
学研まんがNEW日本の歴史 別巻つき13冊セット | ||||
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坪田先生が推奨するマンガはこちら
学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット) | ||||
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映画「ビリギャル」は観ていませんが、本だけでも十分に楽しめます。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫) | ||||
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