三井住友アセットマネジメントの直販に期待すること

(追記)
ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんから、比較チャートの始点が合っていないから検証結果が間違っているとの指摘を受けました。

「三井住友・DC全海外株式インデックスファンドに投資する前に知るべき注意点」(by とよぴ~氏)の間違いにツッコミ - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー

詳しくはリンク先にある水瀬さんの記事を見れば一目瞭然ですが、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの設定日を始点にして比較すると、ヤフーファイナンスのチャートのように大きな差がなくなります。

DC全海外株式の設定日が騰落0の交差点となっていたので設定日以降が揃っているものだと勘違いしていました^^; 


確定拠出年金(DC)から一般販売された三井住友・DC全海外株式インデックスファンドが投信ブロガーを中心に大注目されています。



すでに多くのブロガーが記事で取り上げていて、いまさら書くべきことが見つからないので、間近の運用報告書をチェックしていたら気になることがありました。

決算日 2014年12月1日(PDF)
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド【第4期運用報告書(全体版)】

新興国株式は、ほぼ100%先物運用


※このヤフーファイナンス比較チャートは始点が揃っていないので参考にするには不適切です。
三井住友・DC全海外株式インデックスFとeMAXIS全世界株式インデックスの比較

赤 eMAXIS全世界株式インデックス 設定日 2010-07-20
青 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 設定日 2011-04-18
画像元 ヤフーファイナンス

ベンチマークが同じMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)なのですが、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドはeMAXIS全世界株式インデックスに大きく劣る結果となっています。
※追記参照

(追記)
DC全海外株式の設定日である2011年4月18日に始点を揃えて作成した水瀬さんの比較グラフを見れば一目瞭然。

大きく劣る結果どころか実際はほぼ同じ結果になっているのがわかります。


DC全海外株式とeMAXIS全世界株式の比較 水瀬さん作成
画像元 「三井住友・DC全海外株式インデックスファンドに投資する前に知るべき注意点」(by とよぴ~氏)の間違いにツッコミ

コスト面で見れば圧勝
年率0.648%(税抜 年0.60%) eMAXIS全世界株式インデックス 
年率0.270%(税抜 年0.25%) 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド

両ファンドともに設定来無分配を継続中と比較するにはイコールコンディション。

これほど信託報酬で圧倒的な低コストを実現しているのに、見た目にもわかるくらい劣後している理由は、新興国株式がほとんど先物運用しているからです。
※追記参照

(三井住友・DC全海外株式インデックスファンド ベンチマークとの差異および要因)
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド ベンチマークとの差異および要因

(エマージング株式インデックス・マザーファンドの株式先物比率ほぼ100%)
エマージング株式インデックス・マザーファンドの株式先物比率はぼ100%
※第4期運用報告書より抜粋

先進国株式の部分のベンチマークとの差異は0.1%の下方乖離なので問題なし。
(要因 現地源泉税、売買コスト)
新興国株式の部分のベンチマークとの差異は1.6%の下方乖離でした。
(要因 現物株と先物運用によるリターンの差、保管費用等の支払い)

まだまだ純資産が少ない


確定拠出年金(DC)ファンドとして、2011-04-18から運用されていましたが、設定から4年が経過しているのに純資産が今日時点(2015年9月15日)で424百万円しかありません。

4億円です。。。

楽天証券から投資できる環境になりましたが、他ネット証券でも販路拡大することにより、100億、1000億円、1兆円と純資産が増えていくことを願っています。

隠れコストを含めた実質コストでも圧倒的な低コスト


せっかく運用報告書をチェックしてみたので実質コストを計算しようとスマホの電卓アプリを用意していたら、その他費用を含めた合計のコストが書いてありました。

信託報酬 43円(0.269%)
売買委託手数料 3円
有価証券取引税 1円
その他費用 15円
合計 62円(0.381%)


キチンと明記してくれるのは計算の手間が省けて良心的です♪

無分配履歴更新中!


確定拠出年金(DC)のインデックスファンドだったということもあり、設定来の分配金の合計は0円です!

だからと言って、今後も無分配が永続的に続くかどうかはわかりませんが、分配金に対しては極めて少額であることが予想できます。

今後の決算でも無分配を継続するたびに個人投資家によるグッジョブ!を発信していきましょう♪
それが運用会社の無分配を継続するモチベーションになるかも!?

これからファンドを育てていく!という発想が大事


純資産が4億しかないという現実ですが、一般販売されたことにより今後の爆発的な純資産の増加が見込めます。(なにしろ基準が4億円…)

そして懸念となりそうな新興国株式部分の先物運用は、純資産の増加とともに現物の株式(ETF含む)に移行することだって十分に考えられます。

設定から、4年が経過した三井住友・DC全海外株式インデックスファンドなのですが、設定まもない新設ファンドだと思って、コツコツ積立で応援していく感じになりそうです。

もしくは、新興国株式部分もマザーファンドで運用しているeMAXIS全世界株式インデックスを選んで数年は様子見という考えもあるでしょう。

紹介したファンドは楽天証券から購入できます(口座開設・資料請求)

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