悩む 迷う 考える

運用会社は投資信託を運用していますが、月に1回、「マンスリーレポート」、「月報」、
 「月次(げつじ)レポート」という販売用資料を作成しています。

これから購入する人の参考にもなりますが、現在保有している投資信託がどのような運用状況であるのかを数ページで知ることができる便利なレポートとなっています。

インデックスファンドの「マンスリーレポート」、「月報」、「月次レポート」を見る時に注目する場所は、何といってもベンチマークとファンドの差を確認することです。

インデックスファンドはベンチマークと連動することを目的とした投資信託ですので、ベンチマークとの差異は少なければ少ないほど優秀なファンドと見ることができます。

この基準となるべきベンチマークですが、各運用会社の同じ時期の「マンスリーレポート」や「月報」を並べて比較してみると、けっこうバラバラな数値で悩むことがあります。

各運用会社が作成したMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース・為替ヘッジなし)のベンチマークを比較してみた


現在の各運用会社が作成した月報は2015年11月末時点の作成日となっています。

試しにインデックス投資家のコア資産と呼ぶべき海外株式の代表的なベンチマーク「MSCIコクサイ・インデックス」を各運用会社がどのように掲載しているのか比較してみます。

(参考インデックスファンド:作成基準日はすべて2015年11月30日)
SMT グローバル株式インデックス・オープン(配当抜き:PDF)
eMAXIS 先進国株式インデックス(配当抜き:PDF)
外国株式インデックスe(配当込み:PDF)
野村インデックスファンド・外国株式(配当込み:PDF)
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド(配当込み:PDF)


配当抜きのMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース・為替ヘッジなし)を比較
SMTeMAXIS
1ヶ月0.78%1.03%
3ヶ月4.18%4.08%
6ヶ月-6.23%-5.80%
1年0.60%0.29%
3年92.47%92.63%


配当込みのMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース・為替ヘッジなし)を比較
インデックスeFunds-i購入・換金手数料なし
1ヶ月1.02%1.3%1.1%
3ヶ月4.74%4.6%4.4%
6ヶ月-5.20%-4.8%-5.2%
1年3.14%2.8%2.3%
3年107.88%108.1%-


ファンドのリターンではありません!比較するベンチマークの騰落率です。

どの運用会社も、同じ数値を出しているのかと思いきや、大なり小なり数値に差があります。

それと比較して気付いたのですが、運用会社によって0.1%(Funds-i、購入・換金手数料なし)の単位と0.01%(SMT、eMAXIS、インデックスe)まで刻んでいる違いがあります。

0.1%と0.01%では10倍もの差があるので、出来ることなら各運用会社は0.01%の世界で競ってもらいたいものです。

なぜ運用会社によってベンチマークに差がでるのか


なぜ運用会社によってベンチマークに差がでるのかは、米ドルベースのベンチマークを各社が独自に円換算しているから、実質24時間止まらない(FXは24時間取引可能)為替のどのタイミングでとるのかによって差がでると予想しています。

MSCI K okusai Index(MSCIコクサイ インデックス)( 円換算ベース)は、MSCI Kokusai Index(MSCIコクサイ インデックス)(米ドルベース)をもとに、委託会社が計算したものです。

eMAXIS 先進国株式インデックス 月報より引用


MSCI-KOKUSAI指数(円換算ベース・為替ヘッジなし)は、MSCI-KOKUSAI指数をもとに、委託会社が独自に円換算 したものです。

野村インデックスファンド・外国株式 月報より引用


「円換算ベース」とは同指数をもとに、委託会社が独自に円換算したものです。

<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド 月報より引用


MSCIは日本向けに自社で円換算した指数を提供しなさいよ。。。

モーニングスターでベンチマークを掲載してくれると投信ウォッチに便利なのですが、ファンドの1年リターンは見つかるのですが、ベンチマークについてはわかりません^^;

指数の著作権などの権利はMSCIにあるのだから難しい問題…なのかな。

ないなら作ろう完全比較!


誰にでもアクセスすることができて、手軽に指数のデータを見つけられるサイトを探していましたが、少数1位までだったり日経平均株価の配当込みが存在しなかったり現在でも試行錯誤中です。

暫定的ですが各運用会社の主要インデックスファンドのリターンを、統一基準として「ベンチマークが配当込み指数」で「少数2位まで記載しているファンド」のベンチマークに重要視して比較しています。


各インデックスファンドのリターンは投信まとなびを参考にしています。

それと、当ブログでは配当抜きインデックスファンドでも、配当込みインデックスファンドと同様のベンチマークで並べて掲載していく予定です。
プライスリターンでしかない配当抜き指数に連動するインデックスファンドも、トータルリターンの配当込み指数と手加減なしで比較したかったからです。

設定来で分配金を吐き出したことのあるインデックスファンドと、無分配を継続しているインデックスファンドの違いも興味のある投資家がいると思うので、項目に追加しています。

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