お願い 上目使い 猫

過去に何度かバンガードETFを東証でも取り扱ってもらえないか要望を出したことがあります。

今回の記事は、そろそろ(2016年?)バンガードは本気出して東証に重複上場してもいい頃合いではなかろうかという話です。

安房さん(@an_bow)が、モーニングスター社が開催するETFカンファレンス2015 「資産運用新時代」にETFで世界へ投資に参加してきました。

(参考記事)
モーニングスターETFカンファレンス2015に参加|海舟の中で資産設計を

その中で、バンガードとSBI証券の中の人、及びジャーナリスト竹川美奈子さんの鼎談(ていだん)があり、その中で「VTが売れているのは日本だけ」という一節があったそうです。
楽天証券が発表している海外ETFの「買付代金ランキング」および「保有残高ランキング」(2015年12月14日~12月18日)を見ても第1位はVTとなっていますので、日本におけるVTの人気が高いという事実は間違いありません。

SBI証券では週間売買代金ランキング(12/21 ~ 12/25)でVTは2位!

マネックス証券の個人投資家売買ランキングは外国株取引口座の開設が必要なので確認できず。

他のネット証券の海外ETFランキングも、取り扱い海外ETFのラインナップは似通ったところがありますので、順位の変動こそあれ、VTの人気は高いです。

楽天証券のランキング表を見ると「買付代金ランキング」および「保有残高ランキング」の1位~10位まで米国ETFが独占しています。

日本人が欲している海外ETFは米国市場で上場しているものばかりです。

その米国では、VTの人気が少ないというのは皮肉なものです(安房さんの記事参照)。

VTの半分は米国人にとって国内株式である米国株式だからこそ、VTではなく、米国(IVV or VTI)+米国以外(EFA)+新興国(VWO)の組み合わせを好む投資家も多いのでしょう。

日本にとっての国内株式+先進国株式+新興国株式と同様です。

気になったETFの純資産ランキング 2015年11月末時点 円換算

1位 SPDR S&P500 ETF (SPY) 21.7兆円
2位 iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (IVV) 8.7兆円
3位 iシェアーズ MSCI EAFE ETF (EFA) 7.1兆円
4位 バンガード・トータル・ストックマーケット ETF (VTI) 7.1兆円
7位 バンガード・エマージング・マーケット ETF (VWO) 4.3兆円
16位 TOPIX 連動型上場投資信託 (1306) 2.7兆円
70位 バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF (VT) 6300億円
参照元 ETF・インデックスファンド ランキング|わたしのインデックス


マーケティングは済んでいることでしょう。
バンガードはそろそろ本気出して東証に重複上場してもいい頃合いではないでしょうか?

VTは米国で売るよりも、日本で売るほうがニーズがあるのです。
日本で売れれば、米国以外でのVTの市場開拓に役立つようにも感じます。

東証は米国市場が開いている時間とまったく重ならないことが問題と言われています。
しかしながら、全世界株式ETFであるVTにとっては、米国市場が閉まっている時でも、地球の裏側の東京(東証)でVTの売買が出来るということはメリットにもなるのではないでしょうか。

日興アセットマネジメント今井さんは、バンガードが日本進出するにあたって問題をこう指摘していました。

バンガードETFなど米国ETFの重複上場では、証券会社によっては最高税率30%がかかるという問題がある。

バンガードETFの重複上場可能性は? | 東証ETF・ETN意見交換会 - インデックス投資日記@川崎より引用


この最高税率30%について、2015年に「iシェアーズETF東証上場シリーズ」JDRの受託者である三菱UFJ信託銀行が、米国での源泉税徴収時に日米租税条約に基づく軽減税率(10%)を適用するサービスを開始しています。

(参考記事)
2015.09.04 「iシェアーズETF東証上場シリーズ」の分配金に係る米国現地源泉税に対する軽減税率適用の開始
2015.09.08 iシェアーズETFの軽減税率を適用するのか各ネット証券に問い合わせてみた


軽減税率の適用が2015年から一部の証券会社ではサービスがはじまっています。

もはや軽減税率適用外の最高税率30%とは、過去の話になってきたのです。
もちろんバンガードと受託者の関係が良好であることが前提となりますが。

コスト革命によってインデックス投資家は、手続きが煩雑な海外ETFから国内のインデックスファンドに戻ってくる現象が、来年以降は起こるかもしれません。

手間とコストを天秤にかけると、バンガードの圧倒的優位が揺らいでくるレベルまで、日本国内の一部のインデックスファンドが非常に低い信託報酬を提示してきました。

2016年にはネット証券による海外ETFでの取り扱いだけでなく、東証に重複上場して本場のETFにアクセスできる環境の整備がポイントになってくる時期と言えそうです。

  • ブラックロックのiシェアーズ
  • ステート·ストリートのSPDR®(スパイダー)

バンガードにとって直接のライバルと言えそうな競合他社は、先行投資の意味合いもあるかもしれませんが、すでに東証で重複上場を実現しているETFが存在します。

日本で特別に売れているVTを重複上場してみるのは、悪くない判断だと思いますがバンガードさん!いかがでしょうか?
※来年のFOY会場で話せる機会があったら聞いてみるかも
※海外ETFの場合、確定申告で「外国税額控除」を使うことにより、二重課税となった税金の一部を取り戻せるメリットがあります

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