グラフを書く人 右肩上がり 上昇

以前にドルコスト平均法について記事を作成した時には、マーケットから距離を置くために、感情のない機会的な投資判断であるドルコスト平均法は、自分にとって有効な手段と書きました。

(参考)ドルコスト平均法は有利でも不利でもなく都合がいいから使っています

投資から距離をとって「ほったらかし投資」をすることで便益をはかりましたが、ドルコスト平均法(定時定額購入によるコツコツ積立)が生み出す利益についてはどうなのか検証してみます。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをモデルに一括購入とドルコスト平均法の比較


セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 5年チャート2016年2月まで
画像元 ヤフーファイナンスより引用

国際分散投資を長期で行っているファンドとしてセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」をモデルにしてみました。

5年チャートで振り返ると、ドルコスト平均法をするには、(ある程度)右肩上がりの不利な時期となっているのがわかります。

ある程度どころか『上がって下がる時期』だったから、長期国際分散投資をする積立投資家には、見た目の利益こそ誰でも出たのですが、安い時期に仕込むという行為がなかったので最悪な時期だったと言ってもよいでしょう。

年別リターン(2011年~2015年)

2011年:-5.77%
2012年:21.67%
2013年:32.63%
2014年:16.99%
2015年:-2.68%

定期積立プランで購入した場合の平均取得単価と損益に注目


セゾン投信のホームページでは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用状況に『定期積立プランで購入した場合の平均取得単価と損益』という箇所があり、積立投資をした場合の損益が見えるようになっています。

これは便利!他の運用会社による低コストインデックスファンドのページでも採用して欲しいくらいコツコツ投資家にとって便利です!

さて、2016年1月29日現在(基準価額:12,824円)でどうだったのか1年・3年・5年・設定来を見てみましょう。

セゾンGBF定期積立プランで購入した場合の平均取得単価と損益
画像元 セゾン投信より引用

有利なのか不利なのか比較表にしてみた


せっかくなので一括投資をした場合のリターンと比較してみました。

期間ドルコスト平均法一括投資
1年-4.72%-3.01%
3年7.43%35.67%
5年30.80%63.55%

こうして確認してみると、あらためて右肩上がりの時期には一括投資のほうが(すべての期間)でパフォーマンスが勝れているのがわかります。

この『右肩上がりの時期』がわかる人には躊躇することなく一括投資をするほうがよいです。

自分の場合は、5年前の時点で5年分の投資資金を調達できないので、給与引落しによる積立投資をする以外に選択肢はありません^^;

最近の株安が、『いつかは下げ止まって、いつかは上昇する』と考えている人にはドルコスト平均法で買い続けるのが最善の一手となります。

そんな難しい予測を立てることなく、普通の人が普通に投資をする方法として国際分散投資(資産の分散)による長期コツコツ投資(時間の分散)をしていくというのは重要であり基本です。

長期になるほど平均取得単価は下がっていく


セゾン投信のホームページにある『定期積立プランで購入した場合の平均取得単価と損益』をよく見てみると、1年・3年・5年・初回…となるほど平均取得単価が下がっていくのがわかります。

13459円(1年) → 11937円(3年) → 9804円(5年) → 9054円(初回)

チャートで見ると『この5年は上昇相場だった』と言えますが、ドルコスト平均法には高値掴みをしないで済むという精神的なメリットがあります。

上昇相場でも小刻みにアップダウンはあるものなので、長期になればなるほど『安いときは多く買い、高いときは少ししか買えない』というドルコスト平均法の仕組みの強さが発揮します。

ドルコスト平均法は一括投資と比較して、相場次第では有利でもあり不利でもあります。
それはつまりはドルコスト平均法という手法は有利でもないし不利でもないってこと。

ドルコスト平均法は有利でも不利でもないからこそ、長期投資にほど平均取得単価が下がっていく傾向がある有利側のメリットを最大限に活かしましょう。
※この記事・このブログでは株式相場は読めないという前提で作成しています

セゾン投信の資料請求・口座開設はこちらから(無料)

スポンサーリンク