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難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!を読みました。

投資初心者である著者と経済評論家の山崎元さんによる合作なのですが、会話形式で素人が達人に聞いていくスタイルだから自分が想像する以上の質問でも明快に答えてくれているのが印象的。

自分がまったくの無知な人に対して、インデックス投資についての相談を受けることや教えることなどは皆無なのですが、本を読んでいて『もしも自分が相談を受けたとすればどうなるんだろう…』と考えさせられるキッカケになりました。
何について考えさせられるキッカケになったのかと言うと、インデックス投資をするにあたってアセットアロケーションの決定とともに重要になってくるのは、どんな金融商品(投資信託)を活用してポートフォリオを完成させるのかでした。

インデックス投資のほったらかし具合

インデックス投資は他の投資スタイルと比較すると楽チンな部類であることは間違いないのですが、「楽チン具合」「ほったらかし比率」については上記に作成した図のようになります。

【バランスファンドにお任せ】
バランスファンドにお任せは、各社よく考えられたアセットアロケーションの投資信託を投入してきて、最近は競争がはげしくなってきたカテゴリとなっています。
もしも自分の理想とするアセットアロケーションと似たようなバランスファンドがあるのならば、選択の余地ありです。
バランスファンドは投資をしたいと考える80%の普通の人に80%の満足を与えてくれるような投資信託です。
投資をするけれど、なるべく投資から距離を取りたい人におすすめ。

【インデックスファンドの組み合わせ】
インデックスファンドの組み合わせは、最近のコスト革命により手間とコストを天秤にかけると「ほぼベスト」の選択と言える状況になってきました。
インデックスファンドなので金額指定での購入も可能で、自動積立も対応しているのでポートフォリオの作成と自動積立の設定さえ指定すれば年に1回のポートフォリオのチェックとリバランス(必要ならば)だけの楽チン運用。

【国内ETFとインデックスファンドの併用】
国内ETFとインデックスファンドの併用は、よくある使い方としては国内株式アセットクラスについては東証に上場しているETF、外国株式についてはインデックスファンドを利用することで、コスト重視で見て手間と天秤にかけると「ほぼベスト」の選択と言えます。
ETFについては金額指定できません。自動積立についても基本的に非対応です。

【海外ETF投資で最高のラインナップと低コスト】
各ネット証券が提供する海外株式口座を開設、円から米ドルに切り替える必要があり、売買手数料についても東証の国内ETFと比較すれば割高です。
それでもなお魅力的なのは、ETFの本場である米国ETFに投資できることでしょう。
日本(東証)では見ることのない、多種多様なETFの抱負な種類と低コストは羨ましいの一言。
出来高についても日本のETFとは違い世界中のマネーが行き交っているようなボリュームです。



投資に対して自分がどれだけ積極的に関わりたいか』『毎月の積立金額をどれだけ投資できるか』『自分の性格(ガサツ・細かいなど)を把握できるか』『本業は忙しいか・週末は忙しいか』いくつかチェックポイントはありますが「誰かがこうしていたから」という簡単な理由でなく自分の現状をよく知ることがインデックス投資をはじめる一歩になるでしょう。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!ではインデックスファンドによる説明で進んでいたのでインデックスファンドの組み合わせによるアドバイスをするのかと思いきや、国内株式については上場インデックスファンドTOPIX【1308】という東証に上場している国内ETFを紹介しています。

たしかに国内株式をETFで投資するのはコストの面で最良の選択となりますが、ETFは配当を分配金として吐き出すこと仕組みとなっているので、DRIP(分配金再投資プログラム)がない現状では手動による再投資を必要です。

上場インデックスファンドTOPIX【1308】は、保有コストである信託報酬こそ0.088%と低コストですが、100口単位(2016年5月現在では13~14万程度)での投資となるのも毎月の積立には不向きに感じます。

もちろん本書のアドバイスは、他を見れば異論の余地もなく初心者からオススメなのですが、「書いてある通り」でも「誰かが言ってたから」では思考停止です。

盲目的に信じるのではなく自分に最適な答えはどれなのか…という自分への問いかけができればインデックス投資の第一歩だけでなく、その先にいくらでもある詐欺のような誘惑にも対応できることでしょう。

水瀬さんが各金融商品についてうまくまとめています。
 参考  インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

ちなみに自分の現在の投資手法は、個人型DCについては「インデックスファンド」、ネット証券(課税・NISA口座)については「バランスファンド」となっています。


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