英字新聞 ニュース お知らせ

東証ではじめてのインフラファンドが6月2日に上場されます。

インフラファンドとはJ-REIT(不動産投資信託)のようにインフラ(例えば太陽光発電)で得た収益を投資家がファンドの口数に応じた分配金を得るような仕組み。

 参考  一から分かるインフラファンド 来月上場|日本経済新聞(2016/5/15)

国内で最初のインフラファンドは大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を組み込む【9281】タカラレーベン・インフラ投資法人で、株式やREITと同じように売買できて、大和証券の松下浩司チーフ証券化ストラテジストによれば分配金利回りから逆算すると1口あたりの基準価格20万円程度で投資できるのではないかとのこと。
個人的には大賛成!もっと早くやって欲しかった分野でした。

今回は大規模太陽光発電施設(メガソーラー)での上場とのことですが、インフラファンドなら他にも風力発電、空港、港、有料道路、農地、植物工場、駐車場…アイデアは尽きません。

インフラファンドに関連した過去記事農地REITで休耕地を買い上げろ(2011.11.15)
REITはアイデア次第で多様化される(2014.02.01)
太陽光・風力など再生エネルギーのREITが登場するかもしれない話(2014.06.10)

日本経済新聞によれば、2016年4月時点でインフラファンドは世界で46銘柄が上場していて、その時価総額は15兆円に達しているようです。

注意点としては紹介されている内容だと、3%前後の分配金利回りを目指せるアセットクラスのようなので金利低下に苦しむ債券投資家が注目しているとのことですが、インフラ市場に上場して売買される性質上、REITと同じように取引価格はミドルリスクにならずに株式と同等かそれ以上のハイリスク(高いボラティリティ)な投資商品になるのでは…と予想しています。

ユニークなのは分配金に事実上の下限が設けられていることだ。過去の日照量のデータから、統計的に50%以上の確率で発生する標準的な日照量を施設ごとに設定。
たとえ実際の日照量が標準的日照量より少なくても、標準的日照量で発電できたものとして一定の分配金を出す。
逆に日照量が多かった場合、それが標準の10%以下なら分配金は据え置き、10%を超えて発電できた部分については、半分は分配金の上乗せ払いに回す。


J-REITだと収益の90%以上を分配するなどの条件を満たすと法人税がかからないというルールがあるので、実際の収益がほぼ100%に近い金額で分配金として出されていますが、今回上場される【9281】タカラレーベン・インフラ投資法人では安定した分配金のためとはいえ全額をキチンと出してくれるのかは上場されてから運用をチェックしてみないとわかりません。

上場制度 | 日本取引所グループ

日照量が多い時期に内部留保しておくなど分配金の調整があるように、分配ルールについてはJ-REITにくらべてインフラファンドのほうが基準が緩いのかもしれません。

できることならインフラファンドを個別に投資するのはリスクが高いので、東証インフラ指数(配当込み)のようなベンチマークを設定していただいて各運用会社が低コストなインデックスファンドやETFの設定をしてほしいところです♪

そういう選択肢が増えることを期待してインフラファンドの充実には期待しています。

スポンサーリンク