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モーニングスターのコラム「新興国にマネー殺到―“勝ち組”投信、賢い指数にヒント」によると、新興国株式に投資する国内投資信託を選ぶ場合、過去10年で低ボラティリティ戦略が市場平均よりも良好なパフォーマンスでした。

モーニングスター [ アナリストの視点(ファンド) 新興国にマネー殺到―“勝ち組”投信、賢い指数にヒント  2016-08-18]

「アベノミクスは売り、エマージングは買い」――。そんな米投資家のスタンスを表すような動きが、7月の米ETF(上場投資信託)市場の資金フローで見られた。

(引用始まり)

同指数は7月末までの過去10年で2倍以上に上昇し、約1.5倍の上昇にとどまったMSCIエマージング・マーケット指数を大きく上回った(図表3)。
勝因の一つは同指数の特徴である下げ幅の抑制。リーマン・ショックがあった2008年、欧州危機があった2011年といったリスク回避局面で下げ幅を抑えたことが奏功した。

モーニングスター [ アナリストの視点(ファンド) 新興国にマネー殺到―“勝ち組”投信、賢い指数にヒント  2016-08-18]


図表3:新興国株式指数の推移|モーニングスター
図表3:新興国株式指数の推移|モーニングスターより

カテゴリー内でのリスク高位25%とリスク低位25%のファンドのトータルリターンの平均を期間ごとに見たところ、全期間でリスク高位がマイナスリターンに沈む中、リスク低位はプラスリターンを確保し、カテゴリー平均も上回った(図表4)。リスク高位に入ったファンドの顔ぶれとしてはロシア・東欧やラテンアメリカ、逆にリスク低位ではアジアを主要投資対象とするファンドが目立った。前者は資源関連株が多く変動が大きくなりがちになるのに対して、後者は内需関連株中心で比較的安定した値動きとなっている。

モーニングスター [ アナリストの視点(ファンド) 新興国にマネー殺到―“勝ち組”投信、賢い指数にヒント  2016-08-18]


図表4:新興国株式ファンドのリスク別トータルリターン|モーニングスター
図表4:新興国株式ファンドのリスク別トータルリターン|モーニングスターより

(引用終わり)

もちろん過去の成績が良いことは未来の成績が良いと保障されていることではありません。

過去10年では低ボラティリティ戦略は市場平均に対して相対的に良好なパフォーマンスにつながる傾向がありましたよ」程度のゆるい感じで受け止めるのがいいかな…って感想です。

そもそも10年前には低ボラティリティ戦略のファンドを選ぶような投信事情ではありません。

一部のアクティブファンドでは運用されていたのかもしれませんが、ボッタクリと言えそうな法外な販売手数料と信託報酬がかかっていたに違いありません。

指数同士の比較では投資信託の保有コストである信託報酬が存在しません。
市場平均に連動するインデックスファンドのほうが一般的にスマートベータやアクティブファンドよりも低コストである傾向から同じような結果になるとも限りません。

国内の投資信託は近年のネット証券で販売されている低コストなインデックスファンドの登場によって、現実的なコストによるスマートベータ運用のファンドが登場し始めてきました。

 参考  たわらノーロードplusの誕生!まずは低ボラティリティ高配当戦略の登場!

2016年3月31日に設定なので、まだ運用が始まったばかりで評価は早いのですが個人的には「たわらノーロードplus」に好意的で市場平均に連動する低コストインデックスファンドとのコスト差をアウトパフォームしていけるのかを注目しています。

「たわらノーロード」と「たわらノーロードplus」のコスト比較


たわらノーロードコスト差たわらノーロードplus
国内0.195%0.5050.70%
先進国0.225%0.6250.85%
新興国0.495%0.4050.90%
※たわらノーロード国内株式のベンチマークは日経225

現在の自分がメインで運用しているファンドは時価総額加重平均で構成されるインデックスファンド(組み合わせたバランスファンド)を基本としていますが、アクティブファンドやスマートベータに対して排他的な考えをしているわけではありません。

むしろ今回紹介する低ボラティリティ戦略は、例えば「インデックスファンド以外の運用手法で運用しなければならない」という縛りがあれば、個人的には低ボラティリティ戦略は欠かせないとも思っています。

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