ビジネス 会議 レポート チェックポイント

ほったらかし投資と言えども、自分が投資しているファンドがどのような運用をしているのか年に1度くらいは点検しておきたいものです。

投資信託は決算期ごとに運用報告書が作成されて、自身で資産運用しているネット証券口座や運用会社のホームページからアクセスすることで確認できます。

運用報告書には「期中のパフォーマンス」、「組み入れ銘柄や資産配分」、「期中にかかったトータルコストとその内訳」、「当ファンドと代表的なアセットクラスとの騰落率の比較」などが書かれています。

正直、投資しているのならば読まなきゃ損の運用レポートです。

決算期ごとなので、年1回決算の場合は年1回作成、半期決算の場合は年2回作成されます。
毎月分配型投資信託の場合は年2回(6ヶ月分まとめて)のケースがほとんどです。

簡易版といえる「交付運用報告書」と、ファンドが投資している銘柄などの詳細もわかる「運用報告書(全体版)」がありますが、余程の投資信託マニアでなければ簡易版でも十分に中身を知ることができます。

それでは、自分自身もNISA口座で積立投資している<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)を例にして運用報告書の見方を解説していきます!
 参考  <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) 第2期交付運用報告書(PDF)

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期中のパフォーマンスです。
作成対象期間である2015年11月21日~2016年11月21日まで、ファンドがどのような基準価額の推移をしていたのかがわかります。

日々の価格を追っている投資家には見なくても知っている情報なのかもしれませんが、相場をまったく見ないで運用を任せていた人にとっては、運用経過を確認するのはけっこう新鮮に感じるものでしょう。

推移を見るときは、期首より期末が上昇しているのかと絶対的に知りたくなりがちですが、ベンチマークとの比較で見るのが基本です。
アクティブファンドならばベンチマークに勝っているのかを確認。
インデックスファンドならばベンチマークと同様の成績をトレースしているのかを確認します。

第2期のニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は正直に言って運用が芳しくなかったと言っても過言ではない下方乖離です。。。(;´д`)トホホ…

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組み入れ銘柄や資産配分です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内外の株式と債券の4つのアセットクラスに均等配分に投資するバランスファンドですので、ひとつのアセットクラスに対して25%から大きく乖離していないのかをチェックしています。

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期中にかかったトータルコストとその内訳です。
運用会社・販売会社・信託銀行への収入となる信託報酬の配分がわかります。
他にも売買手数料や有価証券取引税(海外株式でかかる国がある)など、事前にいくら費用がかかるのかわからなかったことも運用報告書では記載されていますので、ファンドで実際にかかった実質コストも確認できます。

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期末ごとのファンドの推移も確認できます。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は2015年8月27日に設定されたので、最初は基準価額が10,000円で純資産が1百万円。
純資産総額が現在12億円まで(一応)右肩上がりで増えているのが確認できます。

もうチョット人気があると嬉しいのですが、新興国もREITもないしシンプルを通りこして地味なのかもしれない(;・∀・)
分配金も0円で継続されているのがわかります。

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ベンチマークとの差異です。
先ほども書きましたが、アクティブファンドなら勝っていたのか、インデックスファンドならベンチマークと同様の成績をトレースしているのかをチェックします。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) は、複数のインデックスファンド(マザーファンド)を組み合わせたバランスファンドという仕組みですので、ベンチマークと同様の成績をトレースしているのかをチェックします。

…第1期は問題のない運用をしていたのですが、第2期ではベンチマークに対して下方乖離が残念。

バランスファンド特有の目標とするポートフォリオからの乖離が下方乖離の理由なのか、外国株式アセットクラスで起きた「例の件」が問題だったのかはわかりませんが、第3期はキチンと運用をお願いしたいところです。

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当ファンドと代表的なアセットクラスとの騰落率の比較です。
普段は運用報告書を見ない「普通の」投資家も想定して、最近の運用報告書で登場したものです。

注意点としては、当ファンドも各アセットクラスも過去5年のリターンであり、株式や債券が本質的に持つ期待リターンではないということ。

長期的な株式リターンはだいたい5~7%程度です。
国内株式15%や先進国株式17%はかなり出来過ぎの成績だったと思ったほうが賢明です。

「参考情報」とあるように、あくまでも参考程度にチェックしましょう。
ちなみにニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は運用してから5年経過していないので、設定日以前のデータはファンドのベンチマークから騰落率を算出されています。

新規設定されるファンドも基本このような感じで運用報告書では作成されます。
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