付箋とメモ

日興アセットマネジメントの新ETF「上場アジアリート(1495)」 はフィーダーETFと呼ばれる今までの東証に上場してきたETFと違う形式です。

 参考  ETFコラムNo.44 「資産運用、分散活用ツールとしての上場アジアリート(1495)」 |日興アセットマネジメント

フィーダーETFの仕組みを知ると、なかなか面白いものでありました。
フィーダーETFとはどのような仕組みか?そのメリットとデメリットを考えてみました。
上場アジアリート(1495)の投資スキームは日本初のスキームになっています。それは、シンガポール取引所に上場するアジアリートETFをそのまま買付けるものとなっていて、海外ではフィーダーETFと呼ばれるものです。

引用元:ETFコラムNo.44 「資産運用、分散活用ツールとしての上場アジアリート(1495)」 |日興アセットマネジメント


海外に上場しているETFをそのまま買い付ける…投資信託ではEXE-i(エグゼアイ)のように、複数の海外ETFを買い付けるファンド・オブ・ファンズはあります。
フィーダーETFは、東証で購入する国内籍ETFが、海外に上場している単一のETFを買い付けます。

投資対象となっているシンガポール籍アジアリートETFは当社のシンガポール現地法人、日興アセットマネジメント アジアが運用・管理するETFです。

引用元:ETFコラムNo.44 「資産運用、分散活用ツールとしての上場アジアリート(1495)」 |日興アセットマネジメント


フィーダーETFの方式なら、重複上場よりも世界中の外国籍ETFを東証で国内籍ETFとして比較的簡単に上場させることが可能になります。これは大きなメリットでしょう。
東証のETFと現地のETF、2重のコストが発生してしまうのが最大のデメリットです。

今回の上場アジアリート(1495)の場合だと、日本側もシンガポール側も同じ日興アセットマネジメントなのでコストが抑えられるようになっています。


①届出②重複上場③JDR④フィーダーETF
全国の証券会社を通じて売買一部の扱い証券のみで売買
特定口座の対象となり外国証券取引口座不要××
日本円による決済・分配金受け取り(外国為替手数料は不要)×
(売買のみ、分配金は除く)
※①~③は日興アセットマネジメントのコラムより抜粋、④はとよぴ~作成

表を見れば③JDRがもっとも使い勝手がよいとわかりますが、コラムを読むと普及するにはちょっとした問題点もあるようです。

上記からは③JDRスキームが使い易いように思われます。
しかしながら、日本のETF市場の主要投資家のなかには、国内籍ETFしか投資できない内規を持っている投資家も少なくなく、JDRスキームでは投資できない投資家もいらっしゃいます。
また、JDRは受益権発行信託に係る経費が分かり難いといったことがあります。

引用元:ETFコラムNo.44 「資産運用、分散活用ツールとしての上場アジアリート(1495)」 |日興アセットマネジメント


日本のETF市場の主要投資家といえばGPIFであったり日銀が思い浮かびます。
銀行や生保などの機関投資家も思い浮かびますが、とにかく個人投資家のレベルではない大口取引。
内規でJDRを禁止(国内籍ETFのみ)されている機関投資家にも投資可能になるフィーダーETFが、どのような発展をしていくのか?

個人投資家でも米国人・グリーンカード保有者(米国永住権所有者)・米国居住者は、米国法令上、JDR銘柄の取引を制限されています。

 参考  米国籍のお客様に関する注意事項について | 取扱銘柄 | 現物取引 | 国内株式 | 楽天証券

今後が気になるETFニュースです。

ちなみにシンガポール取引所に上場している日興アセットマネジメントのETFは「NikkoAM-STC Asia REIT」と「Nikko AM STI ETF」の2本が確認できました。

 参考  Securities Market Information From Singapore Exchange Ltd | SGX

81本のETFが上場していて、様々な国のETFがそろっている印象ですが、ボリューム(出来高)が0のETFも多数ある(半分くらい)のが現状。。。

個人的には米国に上場しているバンガードETFを、フィーダーETFとしてどこかの運用会社が東証に上場すると、どれくらいの割増コストで実現できるのかを知りたいかな。

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