ブラックロック・ジャパン

ブラックロック・ジャパンの東証ETF「iシェアーズ」が新たに生まれ変わるようです。
一見、リニューアルされて良くなるように感じてしまいますが、生まれ変わる(創造)ためには旧来のETFを撤退(破壊)しなくてはいけません。

「iシェアーズ」は7本の新規設定がありますが10本の上場廃止予定ETFもあります。

 参考  新たに生まれ変わったiシェアーズ東証上場シリーズ - BlackRock
 参考  監理銘柄(確認中)の指定:iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxxドル建てLHYC)ほか9銘柄 - 日本取引所グループ

2018年1月22日に上場廃止予定のiシェアーズETF


コードファンド名連動対象指数総経費率
1581iシェアーズ 先進国株ETF-JDR(MSCIコクサイ)MSCI KOKUSAI(コクサイ)指数0.25%
1582iシェアーズ エマージング株ETF-JDR(MSCIエマージングIMI)MSCI エマージング・マーケット IMI 指数0.14%
1583iシェアーズ フロンティア株ETF-JDR(MSCIフロンティア100)MSCI フロンティア・マーケット 100 指数0.79%
1587iシェアーズ 米国超大型株ETF-JDR(S&P100)S&P 1000.20%
1588iシェアーズ 米国小型株ETF-JDR(ラッセル2000)ラッセル 2000 指数0.20%
1589iシェアーズ 米国高配当株ETF-JDR(モーニングスター配当フォーカス)モーニングスター配当フォーカス指数0.08%
1590iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF-JDR (ダウ・ジョーンズ米国不動産)ダウ・ジョーンズ米国不動産指数0.44%
1361iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxxドル建てLHYC)Markit iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数0.50%
1362iシェアーズ 新興国債券ETF-JDR(自国通貨建)JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド、キャップ10%フロア1%0.50%
1363iシェアーズ 米国債ETF-JDR(米7-10年国債)ICE米国国債7-10年指数0.20%


新規上場のiシェアーズETF


コードファンド名連動対象指数信託報酬
1655iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFS&P 500(TTM、円建て)0.15%以内*
1657iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETFMSCIコクサイ指数(国内投信用 円建て)0.19%以内*
1658iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETFMSCIエマージング・マーケッツIMI指数(国内投信用 円建て)0.23%以内*
1656iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETFシティ米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ベース)0.14%
1496iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)Markit iBoxx米ドル建てリキッド投資適格指数(TTM円ヘッジ付き)0.28%以内*
1497iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(為替ヘッジあり)Markit iBoxx米ドル建てリキッド・ハイイールド指数(TTM円ヘッジ付き)0.58%以内*
1659iシェアーズ 米国リート ETFFTSE NAREIT Equity REITs インデックス(TTM 円建て)0.20%以内*
※投資するETFの報酬率が変更になる可能性があり、実質的な負担についても変動することがあります

考察


「iシェアーズ 米国高配当株ETF」は、リニューアルされるETFに同様のものがないので残念な上場廃止となります。

JDRは米国の運用コストにあたる「総経費率」でしたが、新規上場のETFは日本基準の運用コストの「信託報酬」となります。
信託報酬は見えない費用と言われる「その他のコスト」を含みません。

先進国株式・新興国株式・米国REITについては新規設定された同様のETFが誕生しました。

iシェアーズ 先進国株ETF-JDR(MSCIコクサイ)(0.25%)
 ↓ 
iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF (0.19%以内)

iシェアーズ エマージング株ETF-JDR(MSCIエマージングIMI)(0.14%)
 ↓ 
iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF(0.23%以内)

iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF-JDR (ダウ・ジョーンズ米国不動産)(0.44%)
 ↓ 
iシェアーズ 米国リート ETF(0.20%以内)

新しくリニューアルされるとは言え、既存のiシェアーズETF保有者にとっては突然の発表で寝耳に水でしたので嬉しくないリニューアルです。

「iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF 」(0.19%以内)は低コストなETFではありますが、最近の低コストインデックスファンドはETFにまったく引けを取らない水準となっています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド[0.189%]
iFree 外国株式インデックス[0.19%]
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス[0.19%]
たわらノーロード先進国株式[0.20%]
※記事作成時点の信託報酬情報

東証ETFも発展していますが、インデックスファンドの進化のスピードのほうが早い。

金額指定や口座引落による自動積立など利便性の高いインデックスファンドがあるのにコスト面でもETFと遜色ないのでは、ETFはマニアックなモノとして初心者には近寄りがたい存在になります。

もちろん株式と同じように信用取引でレバレッジを掛けたり、空売りができるなど、インデックスファンドには不可能な取引方法もありますので、一概にETFがダメだという話ではありませんが。

せめて東証に上場するのなら安心して売買できるように、今回のiシェアーズETFのように簡単に上場廃止にならないような素晴らしいETFを企画・設定してほしいところです。
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