お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさいを読みました。

前回記事の本屋で品切れでしたが、時同じく著者である水瀬さんから献本をいただきました。

いまさら説明することもないかもしれませんが、水瀬さんはブログ梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)の管理人。

2005年からブログを開設して現在3000記事を超える老舗投信ブロガーであり、アクセス数も現時点で4300万PVを突破している怪物ブログです。

読み終えて最初に感じたのは、初の単著にしてこれはまさに集大成ではないか?
そう感じざるを得ない一冊です。
インデックス投資で資産運用をはじめる初心者にとってオススメであるし、インデックス投資を実践している中上級者にしても「これは発見だ!」と感じるような箇所も散りばめられています。

物事を教えるには「伝え方」が大事だとよく言われます。

解説される様々な話で、伝え方がシンプルに事実だけを突いてきたり、プロローグや実践記など実際に体験した当時の話を丁寧に書いて理論だけではない難しさを伝えたり…とにかくわかりやすい!

読んでいてグイグイと引き込まれる感じで伝わってくるのです。

そして、お金を寝かせるという表現がすごくいい!

投資というとお金に働いてもらうような、お金が自分のために奴隷のようにこき使われている印象を持ちますが、お金を寝かせるというのはワインや漬物を作るような長い時間を書けて作り上げるものを連想できます。

伝え方と同じく言葉の選び方もうまいなぁ~と感心しながら読んでいました。

いままでインデックス投資の本と言うとFPや経済の専門家による書籍が多く、実際に口座を作ってインデックス投資で運用して本を書けるほど成功した人はほとんどいませんでした。

そこで満を持して水瀬ケンイチさんの登場です。

水瀬さんのブログには(インデックス投資実践記)と銘打っているのですが、これはまさに今回の本をいつか世に出すために付けたのではないかというほどです。

どういうことかと言うと。

第5章 涙と苦労のインデックス投資家15年実践記

ここに年度ごとの記録と、実際にインデックス投資をしてきて良かったことや苦しかったことなど、生々しい記録が書き綴られています。

同じ時代を積立投資してきた人には、当時の事象を鮮明に思い出せますし、最近はじめた投資初心者にとってはインデックス投資をしたくても欲しいアセットクラスのインデックスファンドできない頃から15年という、歴史の様々な喜怒哀楽を感じることもできます。

個人的には08年頃の大暴落で、インデックス投資ブロガーの代表のように様々な誹謗中傷をすべて1人で矢面に立って受け続けていた苦労を知っていただけに梅屋敷には足を向けて寝られません。
注)寝相は悪いです(;・∀・)

そしてビックリしたのが、いままで非公開され続けた投資元本と評価額の資産運用記録!

これもまた年度ごとにキチンと記録が残されている!!
手にしたら是非とも騰落率だけではなく金額でどれだけ変動してきたのか見るべし!この本で最大の見所じゃないかと感じています。

自分もこうしてブログを書いているけれど、こんなに赤裸々に公開する勇気はありませんし、そもそも記録をこうして残してもいません。

10年前でも10年後でも書けない現役インデックス投資家による実践記録。

お金の専門家がデータを示して後付で「こうすれば儲かりますよ」みたいな安直な話ではありません。

実践してきた人が語れる、実践してきた人にならわかる苦労話も盛り沢山、実践してきたからこそ伝えられるホンネの言葉がここにあります。

間違いなく水瀬ケンイチさんは日本のインデックス投資におけるバンガード(先駆者)です。

共著も含めると3冊目だけど、最新版なだけに最近の超低コストなインデックスファンドにも触れていて、過去2作品に引けを取らない…いや今まで以上でベストの内容でした。

もっと本の内容を書きたいところですが、買って読むべし、読んで損なし、予想のかなり上を行く大満足のボリュームでした。

トップページのおすすめ本のところでも紹介しているのでそちらでもどうぞ。

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