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ファンドを保有する投資家の平均的な損益(インベスターリターン)が、アクティブファンドよりパッシブファンドのほうが優れた結果であったことがモーニングスターのコラムにありました。

アクティブVSパッシブ、投資家の“実際の儲け”は?|モーニングスター

アクティブ平均1.07%vsパッシブ平均4.35%


ベンチマークを上回るパフォーマンスを目指す「アクティブファンド」と、ベンチマークへの連動を目指す「パッシブファンド」に分けてトータルリターンとインベスターリターンの平均を計算したところ、アクティブファンドではインベスターリターンの平均が1.07%(年率)と、トータルリターンの平均を2.83%下回る一方、パッシブファンドではインベスターリターンの平均が4.35%(年率)と、トータルリターンの平均を0.03%上回った。

アクティブVSパッシブ、投資家の“実際の儲け”は?|モーニングスターより引用


調査対象は一般向けファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)を対象に2018年2月末までの過去10年間の運用実績がある1,172本を対象に集計したものなので説得力があります。

確定拠出年金専用ファンドのような長期投資ではどうなのか


上記では一般向けファンドを調査対象としていましたが、確定拠出年金専用ファンドでは基本的に毎月一定金額の積立投資となるため、タイミングよく売買するより長期の積立投資という仕組みが出来上がっています。

アクティブファンドではインベスターリターンの平均が5.56%(年率)と、トータルリターンの平均を1.77%上回り、パッシブファンドでもインベスターリターンの平均が5.72%(年率)と、トータルリターンの平均を1.68%上回っており、いずれもインベスターリターンが良好となっている。


確定拠出年金専用ファンドの調査対象は2018年2月末までの過去10年間の運用実績があるファンド294本となっています。

長期保有が中心になる確定拠出年金専用ファンドのほうが素晴らしい運用結果となりました。

タイミングよく…のはずが高値で買い安値で売っていた


運用管理費用(信託報酬)が相対的に低いことも理由のひとつになるとは思いますが、アクティブファンドとパッシブファンドに大きな差がなく良好な結果になったのは、一般向けファンドのような気軽に売買できないことが最大の理由と言えそうです。

一般向けファンドでも、つみたてNISAのような長期保有を推奨するような仕組み(売却すると非課税枠終了)のものを投資していくのも有効になりますね。

パッシブファンド…主に最近の超低コストなインデックスファンドでは、一般向け(つみたてNISA)向けのファンドが低コストと言われてきた確定拠出年金専用ファンドをコスト面で追い越してしまって、確定拠出年金の商品ラインナップに逆輸入されているファンドが増えています。

一般向けファンドでの「アクティブ平均1.07%vsパッシブ平均4.35%」という圧倒的な結果は、一般向けなパッシブファンドがiDeCoの商品ラインナップに採用されて、確定拠出年金での運用手法によるパフォーマンスの影響もありそうな感じです。

どちらにせよ投資信託を購入する投資家の平均的な損益は、タイミングよく売買するよりも積立投資で長期保有していけばトータルリターンをも上回る可能性が高いという話でした。


一般向け確定拠出年金専用
アクティブパッシブアクティブパッシブ
インベスターリターン1.07%4.35%5.56%5.72%
トータルリターン3.90%4.31%3.80%4.04%
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