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インデックスファンドやETFは国内外の株式や債券・REITなどベンチマークを投資対象にして、価格が連動するように設定されてます。

基本的に現物を推奨していますが、先物指数を投資対象としたETFやインデックスファンドも存在しているのでファンドの選択の際には注意が必要です。

ETF投資のリスク|日本取引所グループ
基本的に推奨している現物株式による運用とは、ファンドがマザーファンドを通じて、投資対象となる株式などを直接購入している投資信託です。

他には楽天バンガードファンドのように、低コストな米国ETFを買い付けるインデックスファンドというのも最近は注目されています。

先物型ファンドの注意点


先物価格は先物の決済期間(限月)の違いで価格が変わっていきます。

普通は先物の決済期間までの期間が長いほど価格の不確実性が増すので先物価格は高くなります。(コンタンゴ)
逆に決済期日が短い価格の方が、決済期日が長いよりも高い状態もあります。(バックワーデーション)

先物型のファンド(ETF含む)は、先物取引の次限月以降の限月への乗換え(ロールオーバー)に伴って損益が発生するのです。

損益の損とはコンタンゴの場合。
損益の益とはバックワーデーションとなります。

2018-08-05.png
画像元 ETF投資のリスク|日本取引所グループ

上場インデックスファンドは株価指数先物取引から現物株式による運用へ変更中


探してみると先物型のインデックスファンドやETFはけっこう見つかります。

ETFの先物運用と言えば日興アセットマネジメントのETFが知られた存在でしたが、2018年7月30日付けで現物拠出の新規投資対象ファンド(適格機関投資家向け)を追加。順次、投資対象ファンドの入替をしている最中です。
先物運用から現物株式へのバイパス手術のような作業は2018年9月26日までかかります。

先物運用にもメリットはあるのに現物拠出による運用に切り替えるのだから、先物運用にはデメリットがあるということです。
それは投資家が持つ先物運用へのマイナスイメージかもしれません。
それはある程度の資産規模になると、不都合なケースが表面化してきたのかもしれません。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンドのパフォーマンスが残念


他にも先物運用で要注意されているファンドとして「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」があります。

実際にマザーファンドを通じて現物株式による運用をしている他社インデックスファンドとパフォーマンスを比較してみると、パフォーマンスの違いが一目瞭然になります


7~9月10~12月1~3月4~6月1年
新興国株式7.46%8.25%-4.33%-6.05%4.56%
ニッセイ
[0.189%]
---5.13%
(-0.80)
-6.56%
(-0.51)
-
eMAXIS Slim
[0.189%]
-8.11%
(-0.14)
-4.29%
(-0.04)
-6.46%
(-0.41)
-
EXE-iつみたて
[0.19%]
---3.26%
(1.07)
-7.70%
(-1.65)
-
楽天・新興国
[0.26%]
---3.31%
(1.02)
-7.56%
(-1.51)
-
i-SMT
[0.33%]
----6.24%
(-0.19)
-
たわらノーロード
[0.34%]
7.42%
(-0.04)
7.99%
(-0.26)
-4.44%
(-0.11)
-6.51%
(-0.46)
3.63%
(-0.93)
Smart-i
[0.34%]
-7.92%
(-0.33)
--6.66%
(-0.61)
-
三井住友
[0.56%]
7.9%
(0.44)
7.81%
(-0.44)
-4.53%
(-0.20)
-7.17%
(-1.12)
3.09%
(-1.47)
SMT
[0.60%]
7.43%
(-0.03)
7.94%
(-0.31)
-4.44%
(-0.11)
-6.31%
(-0.26)
3.81%
(-0.75)
eMAXIS
[0.60%]
7.43%
(-0.03)
8.05%
(-0.20)
-4.39%
(-0.06)
-6.55%
(-0.50)
3.72%
(-0.84)
Funds-i
[0.60%]
7.4%
(-0.06)
7.88%
(-0.37)
-4.34%
(-0.01)
-6.44%
(-0.39)
3.70%
(-0.86)
主要インデックスファンドの成績 2018年4月~6月より抜粋

設定されて間もない「EXE-iつみたて新興国株式ファンド」「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」もパフォーマンスは良くないのですが、評価は1年経過して運用報告書が出されてからにするとして…「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」はいつまで経っても安定的に悪いのがわかります。。。

さらに問題なのは先物型は実際に投資していないので配当が期待できません。
正確に言うと先物指数は配当を織り込んだ価格となっいます。
各国の株価指数先物と短期金利を使った運用で、現物株式による運用のパフォーマンスに寄せていくのです。

先物運用ファンドはインデックスファンドという名称があるとしても、運用の中身はけっこうアクティブな印象があります。
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