3大メガバンクでは他社に先駆けてみずほフィナンシャルグループがサブプライムの損失を発表しました。

サブプライム問題 みずほFG、損失700億円計上し減益

この損失額1700億円に拡大する見込みを見たら普通の感覚では「売り」です。
ただ前田晃伸社長率いるこのみずほFGをよく知る投資家なら「長期的には買い」を選ぶかも知れない。
このデジャヴな感じを思い出せれば今後のシナリオも明確に見えてきます。

デジャヴな感じとは金融危機の頃の不良債権処理問題に揺れたメガバンク3社の対応です。

ここから先は資料もなく脳内の記憶を頼りに書きます。細かい部分で間違っていたらごめんなさい

当時、不良債権処理の対応を迫られた前田社長はいったい損失額がどれだけあるのか正確な数字を出すのにこだわりました。
そしてこの正確な数字を出すのに一番時間を使ったのです。
その結果、3大メガバンクで最大の不良債権処理額を発表したのです。
そのあと前田社長は何を決断したのか?
問題解決に必要な金額を増資、しかもそれを不良債権処理に悩む取引先企業に買わせたのです。
当時の前田社長から買わせるように指示を受けた部長や営業は前田社長が鬼に見えただろうし
不良債権処理に困っている取引先企業には株を買えと迫る前田社長は悪魔に見えたに違いない。

しかし結果は大成功だった!

みずほFGは最悪なこの時期を脱してメガバンクでは一番乗りで不良債権を完済し経営も軌道に乗った頃ついに米国市場での上場と復活したのです。
他のメガバンクはどうかと言うと
三井住友FGは仲のいいゴールドマン・サックスから援助を受けます。
社内では反発もあったらしいけれどこれも悪くない判断です。ごく通常の日本的な解決方法です
困った時はお互い様ですから・・・。
ただ処理額は想定外に多くゴールドマン・サックスからの援助では足りないヘマをした。完済にはみずほFGより時間がかかったのも仕方がない。
それでもいい加減な不良債権処理見込み額とグダグダな解決策(問題を放置)をした三菱UFJよりは全然いいけれど・・・
後に三菱UFJはマーケットで正直な評価を受けることになる。

メガバンク比較

今回のサブプライム問題も前田社長なら解決してくれるでしょう。
金融はシステムとか資産規模が重要に思えるけれど
自分には金融に限らず経営者の質が一番重要なんじゃないかと思える。
トップの決断次第で企業の明暗が分かれるのだから・・・

まず現実を見据える。
この野村を超えて国内最大の損失額1700億円に拡大する見込みと言う数字を出せたらもはや半分以上は問題解決していると言っても過言ではないと思う。


・・・おまけ・・・

増資した株券を買うことになった企業側は今でも恨んでいるのか?
そんなことはありません。
当時、辛い思いで買った(買わされた)みずほ株は現在たっぷりと含み益をもたらしています。

めでたしめでたし


勝者の思考に詳しく載っています。
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