人類に欲望がある限り金を巡る争いは歴史上に数多くあります。
そして金本位制から現在の通貨が基準となった現在でも「金の戦争」はこうもあるとは知らず驚愕の事実が多い衝撃の一冊と言っても過言ではないかも知れません。
この本のもとはリップスの「いまなぜ金復活なのか」から始まるのですが確かに勝利宣言後(世界中の金を国際通貨マフィアが支配)の金相場は安定した右肩上がりである。
そして変動相場制の株式や為替をはじめ現実の世界では今現在、非常に不安定な時代にある。
この本では著者の調査をもとに仮説的な話、創造的な話がいくつか出てくるので読む側としてはその内容を差し引いて読む必要もある。

 事実かも知れないし

 事実無根かも知れない

 事実はもっと大変な事態であるかも知れない・・・。

ちなみに現在の金(ゴールド)全体の時価総額はマイクロソフト1社にすら劣る
しかし金相場が上昇しドルの価値が下がり米国の株式全体の時価総額も暴落・収縮する・・・
その結果、金と株式の時価総額が逆転する時代が「もし」来たとしたら大変なことだけは理解できる。

ただ楽観するわけではないが現実の世界で生きている私たちには案外、縁の遠い話である。
不景気という形で金デリバティブのツケはあると思うがリップスの言う
  • 金価格は月に届くほどに上昇する

  • かならず経済的な大惨事が訪れる

  • 世界経済は崩壊の危機に立つことになる

  • 金を持っていれば、そうした状況でも自分を守ることができる
この言葉にもカラクリを感じてしまう。
著者は80年代の金相場急騰を「八百長相場」と表現したけれど
もし金を本当に国際通貨マフィアが支配しているのならこれから続く上昇相場もやはり八百長になるのではないか?
それとウォール街の千鳥足が今後、どうなるのかは誰にもわかりっこない
もしロンドンとチューリッヒの小鬼たちが「我々が神の見えざる手である」と錯覚したらマーケットは容赦なく彼らを裁くであろう。
それに金価格が月に届く頃、株式は火星に届くことだって有り得るのである。

たとえアメリカに不安要素があろうとも未来は誰にもわからない
これこそが紛れもない真実であると思う。

日経新聞を死ぬまで読んでも解らない金の値段の裏のウラ日経新聞を死ぬまで読んでも解らない金の値段の裏のウラ
(2007/11/20)
鬼塚 英昭

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