前作の貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメントでインデックス投資家から絶大な評価を得た著者の商品名を含めた具体的な続編です。
そして他の国際分散投資系の本に比べると他にはない個性的な面のある一冊に仕上がっています。
簡単に言うと国内外の株式を半々に持つ100%全力株式投資です。
これだけ読むと債券を入れないのはリスクが高すぎるなんて批判もありそうですが最後まで読み終えればなるほど納得の内容です・・。
・・・しかし、タイトルにあるように大人の投資なのです。
ふたつのファンドを毎月、自動的に積み立て投資に設定し年に一度のリバランス。
投資していることを忘れて本業である仕事に集中するべきはまさしく「大人」だと思う。
だけどこの全力株式投資戦略は公的年金内の国債に編り過ぎを補うための戦略なのでGPIFのポートフォリオが超保守から世界標準に変更されるだけで大人の投資戦略は高リスク運用となります。
それとこの戦略は公的年金を信用することで成り立っています。
だからはじめから年金が信用出来ないから資産運用を開始した人によっては違和感を覚えられるかも知れません。
GPIFでは海外債券が国内外の株式より少ない8%なのを考えると国内外株式+海外債券もアリでしょう?
REIT(不動産)についても今後に再検討する余地が残ります。
そして最近の16年間程度の中~長期では国内外株式よりも4資産均等のパフォーマンスが優れているのもこの戦略の懸念材料でしょう。

らくちん&ほったらかし運用法の大人の投資ですがこれは「入門」。
この本にあるアイデアは有効なので真似るなりアレンジを加えるなりとここから先は個人個人の個性が問われるでしょう。
新しい考え方や豊富なデータなど読み応えのある一冊なので一読の価値ありです。

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」
(2008/01/12)
北村 慶

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