前回の記事【VWO?】バンガードの手紙到着【来るよ!】の続きです
別にネタを引っ張っている訳ではないですよ?アナログの手紙を手入力でコピペするのはネット上の記事のコピペより時間が掛かってしまうんです汗;

それでは手紙の続きです

 ・国内取引所への重複上場について

これについては、皆さんの間で活発な議論がなされ、希望なさる個人投資家の方々も少なくないことはよく承知しております。

最大にして、最も基本的な問題は、需要の大きさです。国内の大手機関投資家が海外のマザーマーケットを通じて売買可能なこと、逆に国外機関投資家がわざわざ日本の取引所で取引をすることが期待できないことを考えると、取引量はきわめて小さくなるものと予想されます。しかも、東京はマザーマーケットと取引時間がまったく重なりません。
そうした状況で取り扱い証券業者(マーケットメーカー)が値段を打ち出そうとした場合、効率的な値付けなどとても望めません。売買スプレッドは、相当大きく広がらざるを得ないでしょう。だとすると、そこから誰が利益を受けることが出来るでしょうか。投資家の皆様にとっても、メリットがあるとは思われません。

以上のような困難が解消される時まで、バンガードのETFを国内で重複上場させることはできないというのが私の考えです。

 ・海外籍投信の拡充については、取り扱い証券会社の要望、商品性、コスト、利便性、需要の大きさなどを、勘案し今後も検討をしてまいります


・・・返答をまとめると
Q・日本の個人投資家にもニーズの高い投資信託(ETF含む)を金融庁に届出だけでも出してください
A・現在数種類のETFにつき届け出の準備を進めています。今しばらくお待ち下さい。

Q・日本の個人投資家にもVTやVWOなどを買える環境を作ってください
A・VWOも対象候補のひとつとして検討中です。

Q・これは不可能に近い希望ですがそれらの海外ETFを国内取引所に重複上場させて下さい
A・以上のような困難(需要の大きさ&機関投資家のニーズ&マザーマーケットとの時差)が解消される時まで、バンガードのETFを国内で重複上場させることはできない

Q・ETFが難しいのなら海外籍の投資信託としてマネックス証券にVT連動のファンドを4本目の投資信託として作ってください
A・取り扱い証券会社の要望、商品性、コスト、利便性、需要の大きさなどを、勘案し今後も検討をしてまいります

こうなりました。重複上場の難しさはここ最近の流れの中でみんな理解が出来ているだろうしそれが不可能であることも覚悟しないと行けない時期に来ていると思います。
海外株式指数連動ETFについては国内ETFで欲しければ基本的には国内の運用会社を待つしかないでしょう?

質問についてはここで終わりですが手紙の最後にバンガードのコストに対するこだわりや理念があります。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン代表取締役からの大切なメッセージなので紹介して今回の記事を終わりにします。

重複するようですが、最後にコストについて補足させていただきます。
日本国内の法律を遵守し、米国本社の投資商品やサービスを日本国内で提供する為には、そのための追加コストが掛かります。この追加コストは、ひいてはバンガードの投資家の皆様にファンドを通じてご負担いただくものなので、導入には慎重な判断が必要です。
私たちは市場の将来性を十分見据えながら、長期的にどの選択がバンガードの投資家の皆様のためになるのかを慎重に検討しなければなりません。“高品質のファンドを低コストでご提供すること”を第一に考えるバンガードの理念に反する結果となってはいけないからです。
とよぴ~様をはじめ、多くの日本の皆様から見ますと、バンガード・グループの日本での歩みは、まるでカメの歩みのようにゆっくりとしたものに見えるかもしれません。ですが、それには上述のようなバンガードの理念が背景にあり、これこそがバンガードの投資家の皆様に対する誠実さの表れであると私たちは信じているのです。
どうぞこの点をご理解のうえ、今後とも当社バンガードをご支援くださいますよう心よりお願い申し上げます。

敬具
バンガード・インベストメンツ・ジャパン証券株式会社
代表取締役 加藤 隆


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