投信フォーカスの記事に優勝者の授賞式があったようで(授賞式の呼びかけはあったけれど平日のためキャンセル)コメントから優勝者の投資戦略が見えてきます

投信フォーカス 日興・投信王の優勝者、08年度の運用成績1.6倍でTOPIXを大幅アウトパフォーム

日興アセットマネジメントが主催する“投信王”の08年度の優勝者が決定した。同期間にTOPIXが36%下落したのに対して優勝者の運用成績は55%上昇とTOPIXを91%アウトパフォームし、運用のプロを驚愕させる結果となった。“投信王”とは、ウェブ上のバーチャルの世界で参加者がファンドマネージャーに扮して日本株ファンドの運用成績を競い合うというもの。

今回は2008年4月1日から、09年3月末までの1年間にわたって参加した1515人を対象に運用成績をランキングした。上位5位入賞者の運用成績はいずれも20%超の好成績を収めたほか、TOPIXが大きく下落した中、22人の運用成績がプラスだった。参加者の成績の平均は29%の下落とTOPIXの36%下落より下落率が小さかった。表彰式に出席した優勝者は、「エクセルで東証1部上場銘柄のトレンドを調べ、トレンドが反転しそうな銘柄に買いを入れた」と勝因を語った。


ログインして優勝者がどんなひとか見てみると嬉しいことにマンスリーレポートを公開に設定していました♪上位ってけっこう非公開が多いんです・・・。
1円抜きとかセコイ投機家も多い中で素晴らしい優勝者だと思いますしその内容も素晴らしいです
資産構成の推移を見てみます

まず10月末の時点で逆バリ派なら誰でも「買い」の中で株式比率が投信王ルールの縛りギリギリ53.5%で我慢していることに驚きます
そしてTOPIXのグラフが11月から大幅に悪化するする中で投信王の株式比率は90%近くまで買いを入れている状態です
投信王のルールとして

・個別銘柄の売買により、ポートフォリオを作成してください。ただし、1銘柄の組み入れは全資産の10%まで。保有銘柄の上限は50銘柄とします。空(カラ)売りはできません。

・実際の投資信託の運用と著しく異なった条件をならないよう、常に全資産のうち、3%以上は現金を維持し、50%以上は株式を保有してください。


こういう縛りがあるので気持ち的には90%以上というのはほぼ全力買いです
組入れ銘柄をみても11月には1銘柄10%以内の規則を破ってまで(ペナルティーを支払ってまで)の強気の攻めが見えたりします

逆に2月のTOPIXの上昇ではキャッシュ比率を上げていたり3月の急上昇でも利益確定の売りがグラフから感じ取れるあたりはプロのファンドマネージャーを超えていると言えます

果たして優勝者は採用試験を受ける権利が与えられたしファンドマネージャーになることに意欲を示しているようですが・・・ものすごい回転率の高いアクティブなファンドになるだろうし信託報酬も1.5%以上は取らないとこの投信王って企画もペイできないんだろうなぁ・・・。
それに実際のファンド運用では中長期の銘柄保有を前提にしたりリスクを取れない不自由さがあるんでしょう?
もうひとつ言うと規模が大きくなると大きく動けなくなり運用方針もインデックス化されてしまうかもしれません
この人や上位入賞者のアクティブファンドが登場したら旨味があるのは最初の数年で集中買いして一定の基準価額に達したら売るのが正解なのかな?
最低限の口数は残しておいて運用報告書を見るのは賢いとは思いますけれど


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