本のタイトルにある「スリッパの法則」の法則27

社内ではスリッパに履きかえる会社に投資すると不思議に儲からない


は個人投資家には見分けようのできない領域なので株式投資の参考にならないかもしれない
ただそれは表面的なことで著者の藤野さんが言いたいことは経営者の志しであったり従業員の仕事に対する熱意ややりがいであったりと決算書では見えない部分なんだとも言える
それが67ある法則の63~65にある

ビジネスモデル>キャッシュフローの分析>貸借対照表の分析>損益計算書の分析


ここに繋がっているのでしょう?
普通の人がプロのファンドマネージャーにはなれないのでIRに聞かないと短絡的にはビジネスモデルがわからないと思うかも知れないけれど個人で実践しやすい法則もいくつかある
そのひとつに法則61で登場する

自分でその会社のサービスを受けて満足したら投資価値がある


などがあります
この本が登場したのが新興市場に勢いがあった頃で現状とはだいぶ感覚的に違って思える面もあるし文中で登場する企業も問題があったりしたものもあります
それでも普遍的な法則がいくつもあるし4000名を越す経営者との面談を通じた経験則は貴重なことです

レオス・キャピタルワークスとして独立したことで年収はサラリーマン時代の三分の一に減ったけれど制約の少ないことで「ワクワク度」は三倍になったそうだ
こういうホンモノの独立系運用会社が・・・しがらみのない日本の未来を担う企業に投資するファンドマネージャーが増えていけば自然と伸びる企業は伸びていくし淘汰されるべきダメ企業も新しい流れの中で喰われていく良い循環が生まれていくんでしょう

現在の日本の株式市場はまだまだ過渡期と言えます

スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)
(2006/05)
藤野 英人

商品詳細を見る
関連記事

スポンサーリンク


関連コンテンツ

コメント 4

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
- URL 2009/05/26 07:14

自分はフィッシャーの成長株への集中ポートフォリオの本から投資を始めた事もあって、この本に出てくる企業分析の仕方は結構勉強になりました。

ここ数年日本の新興市場はすっかり勢いをなくしてしまっているので藤野さんのファンド(鞍馬天狗)も最近は元気がないですが、ひふみ投信は個人的にも買って応援してます。

ラジオ体操している会社は・・・とか結構読んでいるだけでも面白いですよね。(うちの会社はSIerですがラジオ体操やってます)
m@ URL 2009/05/26 09:46

Re: タイトルなし

>非公開さん

たしかに地味ではないものも多いです。現在のポートフォリオの最大を占めるものもサイバーエージェントなところを見ると

やはり庶民ファンドではなく「レオス日本成長株ファンド」なんでしょうね?

この辺りは正直、評価は難しいですし割れますねぇ・・・。
まぁこのファンドの最大の問題点は1.7%の年間コストと毎年吐き出す200円もの分配金なのかな・・・と
とよぴ~ URL 2009/05/28 05:36

コメントありがとうございます

>m@さん

新興市場さえ復活すれば鞍馬天狗のような成長株ファンドが復活するのか

鞍馬天狗のような成長株ファンドに資金が集まれば新興国が復活するのか

なんとも難しい時期です・・・。ライブドアを筆頭とした新興市場バブルが大きすぎて未だにその反動で市場は萎んでいますしね?

アクティブファンドは保有していないけれどちょっと欲しいなぁ~と興味があるのは「ひふみ投信」です

「ラジオ体操している会社は・・・とか結構読んでいるだけでも面白いですよね。」

読み物として読みやすいしホント面白いです。個別株やるんならオススメ本のひとつに入りますね?
とよぴ~ URL 2009/05/28 05:50

コメントを書く

非公開コメント ( )

トラックバック 0