そしてレビューで最高の評価は間違いないのですが読んですぐ評価することに少し抵抗もあるのです。
なぜならコレをしっかり理解する為には軽く見積もって1年はかかる代物な気がするのだ。
だから流し読みで付け焼き刃の知識みたいな感じでこの良書を評価することにためらいがあります。
この本では23ある利益のストーリーで展開されていくが
出来ればチャオとスティーブの世界の時間軸に合わせるように
各章ごとに1~2週間あけてそれぞれの利益のカタチを理解するべきだと思う。
そんな感じを受けていたが最初の序文と最後のあとがきにも著者の意図としてそのことに触れている。
きっと読み方としてそれが正しいのだと思う。
この本はすべての経営者もしくは投資家に読んでほしい一冊である。
時代が流れて新しい利益のカタチが誕生しようとも普遍的な真理であり続けるであろう。
ページも残り少なくなるにつれてチャオとスティーブのやりとりも終わりに近づいていたころに
ふとグレアムとドッドの大好きな言葉が出てくる
「自分だけで考えろ、正確に考えろ」
読んだ瞬間に鳥肌が立つ思いをした。
もうすぐこのチャオとスティーブのストーリーも終わる。
スティーブはチャオから離れる。そして自分もこの本のストーリーを寂しくも読み終えてしまう。
まるでチャオの思考とスティーブの思考を積み重ねる知識の積み木みたいな本であるが
これから先は自分が進んでいかなければならない。
ここから卒業する読者にチャオからのはなむけの言葉をもらった感覚である。
この本を知るきっかけになったシェアーズの山口さんに感謝ですね。

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