ファイナンシャルプランナーが描く定年に向けた資産運用です。
内容は的外れではないし正しいとは思います。
当事者の団塊世代で定年後の生活をまったく考えていない白紙の状態ならば読んでおくべき一冊とも言えます。
そんな意味では文字のフォントも大きめで読者を考えた作りですね。
ただ資産運用書として誰にでもオススメ出来るかと言えばそうとは限らない。
あまりにも運用方針が保守的・教科書的である。
リスクを極力避けた結果、あまりにも退屈なポートフォリオなのだ。
たしかに定年退職後の収入は年金になるからリスク回避は重要な課題なのはわかる。
しかしファイナンシャルルプランナーが提供する運用例として期待利回りが1%や2%では今後予想されるインフレリスクに負けてしまうのではないかと心配な面も残る。
その辺りはFPの限界とも言えるでしょう。
そしてその退屈なポートフォリオ、FPの語る理屈の向こう側は自分の責任で学んだりしながらリスクを犯して攻めるべきなのかも知れません。





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