ネット証券の投資信託取扱銘柄数が増加傾向、2社が1000本を超える ロイター
主にSBI証券・楽天証券・マネックス証券・カブドットコム証券が取り柄げられています
ネット証券が取り扱う投資信託の銘柄数が増加傾向にある。中でもSBI証券と楽天証券は10月時点で1000本を突破した。
カブドットコム証券は335本、マネックス証券は259本となっている。
各社とも顧客の多様な投資ニーズに応えるため、積極的に取扱銘柄の拡大を進めている。1000本超えとなった2社は、今年3月時点ではいずれも600本台だった。ノーロード(無手数料)銘柄を増やしたり、同じ銘柄でも証券会社店頭で購入するよりも手数料を割り引いたり、少額で毎月積み立てができる銘柄数を増やしたりと、ネット証券らしさを前面に打ち出している。
ノーロード銘柄の取扱本数は楽天証券が218本と最も多く、取り扱い銘柄数全体に占める割合は約22%。SBI証券は同192本で約19%。マネックス証券は同85本で約33%だった。
SBI証券と楽天証券は「数」で勝負しています
カブドットコム証券とマネックス証券は「数」で言えば1/3程度ですので差別化の道に進んでいる印象です
取り扱う銘柄数が多いとネット証券は管理費や維持費などはどうなのでしょうか?
電子化された商品なので1本だろうが1000本だろうが同じコストならば扱えるだけ全部扱ってみるって発想も可能性としてはあります
※いつか関係者に聞いてみたいところです
もしも投資信託取り扱い銘柄数の増加が負担になるのならば・・・いっそのこと100本以下まで厳選した投資信託のラインナップでも1000本の投資信託と大して変わらない売上結果になるのではないか?と感じます
ロイター記事では続きに
取扱本数が多いことで、投資初心者には反対に銘柄が選びにくくなっているのではないか、といった声に対しては、顧客の志向に合わせ、分配金利回りや騰落率、売れ筋といった様々なランキングを提供したり、円高チャンスを活かす投信や逆張り志向の投資家向き投信、為替差損を回避したい投資家向けなど様々なコンテンツを用意。初心者向けには複数の質問に答えることで、自分の投資性向に適した投信のリストやポートフォリオの資産ウエートが提供されたりするなど、各社嗜好を凝らしている。
SBI証券のページを見るとたしかにランキングなどで投資家個々の好みに応じたような作りになっています
ただそれでも1000本もの投資信託の中には存在すら知らないファンドが埋れているでしょう
その埋もれるほどのファンドの中からお気に入りのファンドに辿りつくまでの「迷い」についてはどうするんだ?とも感じるのです
100本も投資信託があれば十分です
もしもネット証券が他社との差別化をしたいのであれば独立系投信を呼び込んだりMONEX VISIONのようなサービスで付加価値をつけたりカブロボファンドのような他社にはない個性的なファンドを独自に作り続けることが数で勝負するより長期的に見ると信頼や成功を勝ちとることにつながるのではないか?とまたまた感じるのでした
今年で言えばカブドットコム証券に地味ながらも地道な顧客目線に好感を持てます
もしかしたら「顧客目線に立ち当社はグロソブの取り扱いを停止します」なんて宣言して「代わりにより低コストな三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(毎月分配型)を推奨します」なんてあったらよくわからないまま人気のあるファンドだから安心という間違った選択は減るのではないでしょうか?
そもそもファンドを厳選した結果どれを選んでも顧客のためにセレクトされてきたファンドなのだと感じることが出来ればその販売会社は数で勝負するより生き抜いていけるのではないでしょうか?
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