まずETF流動性向上プログラムをネット検索してみると
ETF市場の拡大及び流動性向上のため,適用対象ETFにおける報奨金計算期間の売買代金上位5位の取引参加者に対して,報奨金を支払う制度・・・らしい
ここは簡単にわかりました
ただキャンペーンを行っている会社を調べてみると・・・。
販売会社 | 内容 | キャンペーン期間 |
SBI証券 | 手数料キャッシュバック | 来年 1/31 |
楽天証券 | 手数料キャッシュバック | 来年 1/31 |
マネックス証券 | 手数料キャッシュバック | 来年 2/28 |
カブドットコム証券 | フリーETF | 期限なし |
松井証券 | 手数料キャッシュバック | 来年 6/30 |
※松井証券は1日定額制のみ
これだと「報奨金計算期間の売買代金上位5位の取引参加者に対して,報奨金を支払う制度」なのに5社しか競争に参戦していません
始まる前から答えがわかっている出来レースです・・・。
できればもう1社が参戦すればキャッシュバックだけでない「どうやったらETFが売れるのか?」の新しいアイデアが生み出されるのになぁ~・・・と
もうひとつのモヤモヤ
同プログラムを申請した場合、ETFの運用会社は年賦課金(=年間の上場維持料に相当、新規上場の手数料は別)を半年毎にETF純資産の万分の8納入する
シンプレクスが年賦課金を半年毎にETF純資産の万分の8納入するとそれは純資産総額をファンドの総口数で割ったものが投資信託(ETF含め)の価格になるのですから価格の変動要因にならないのかな?・・・です
確実に損をしているのはキャンペーンに参戦していない証券口座からこの「ETF流動性向上プログラム」で指定された商品を購入することでしょう?
知っている人がホントに得をするのか?知っていない人だけが損を被るのかよくわからないシステムです
ただこの「ETF流動性向上プログラム」をキッカケにジャスダック市場やETF市場が活性化するのならこの無料化のアイデアを批判する理由はないし今後も継続してほしい制度です
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