さわかみ投信は投資詐欺なのか? - 吊られた男の投資ブログ
さわかみ氏が虚偽発言? - あつまろのこだわり資産運用
問題発言はこの部分
'07年7月の基準価額2万円超えの後、サブプライムで1万7000円台まで落っこちたのは大歓迎だった。
7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め、現金ポジションを35%にまで高めてあった。
それで安値をたっぷり買ってやった。そこまでは、見事な長期運用を展開していたわけだ。

あつまろさんが所持している当時のファンドの運用状況を確認すると
2007年2月末の86%台です。株式以外を全て現金ポジションだとすると、14%弱となります。
この流れで行くと発言はウソだと言えます
もう一度グラフをよく見ると基準価額は2回ほど大きな上昇期の山を迎えていたことがわかります
1回目は06年の1月 (18,598)
2回目は07年の6月 (20,027)
その1回目の頃のほうがキャッシュ比率を上げている結果になっています
もう少し過去に遡ってみてみると、約1年前の2006年4月中旬が株式比率70%になってます。現金ポジションは30%程度。
この間の月中取引で一時的に 35%になってたりする可能性はあるかもしれませんね。
ただ、仮に1年前のことを勘違いしていたとしても、雑誌に掲載された発言内容と異なるのは確かですから、批判は免れません。残念です。さわかみ氏が虚偽発言? - あつまろのこだわり資産運用より
あつまろさんのコメント通り、澤上氏はキャッシュ比率の時期をひと山ほど勘違いしています
ちなみに今でこそ冷静な視点で書けますが06年の1月時点で現金比率を上げているのは正しいです
米国は逆イールドを観測しいくつかの専門家も今後(当時)の米国は失速する予測も立っていました
その後も株式の熱狂は続いていきサブプライム問題からリーマンショックと大きな反動に向かっていきます
このグラフで言えることはタイミングを待って集中する投資スタイルは難しいってこと
さわかみファンドと日経平均・TOPIXを比較してみるとこのコメントは微妙に正しくも読める
それで安値をたっぷり買ってやった。そこまでは、見事な長期運用を展開していたわけだ。

でも今度は下落相場での現金比率が早過ぎる時期に空っぽになっています
この面で見てもタイミング投資は難しいしファンド運用も難しいってことでしょう?
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