よくある普通の類ならば「積み立て投資」はドルコスト平均法の基本的説明から進み
その先にあるインデックス運用の優位性やアセットアロケーション(資産配分)に向かいます
しかしこの本には何(TOPIXや債券、外国株式インデックス等)に投資すれば良いか?
現在販売されている商品では何が推奨ファンドなのか?すら一切登場しない潔さがある
要は一冊の始めから終わりまで一貫して「つみたて」の普及だけに費やしているところが興味深い
それよりも終章や参考資料にの価値ある情報にもっともっとページを割いたほうが好みです
半値になっても儲かる「つみたて投資」は
2倍になっても損する「つみたて投資」でもあります
注意深く読んでいれば著者も数少ない「つみたて投資」の欠点に何度も触れていますが一括購入も分割購入も最後の売却となる出口戦略の難しさは変わりません
新入社員が入社するこの季節になると保険屋が社員食堂に自社の商品をすすめる光景をよる見る
同じように長期運用を志す販売会社は「つみたて」を社会人1年目の新人に奨めてみたらどうだろうか?
貯蓄金額がそれなりにある年齢層に比べては目先の儲けは少ないでしょうが「つみたて」は高齢になるほど定年までのカウントダウンもあり受け入れ難い一面を持つかもしれない
逆に言えば社会人1年目のほうが本の内容は抜群に発揮できるだろうし著者が一番目指すべきところも資産運用すらよくわからないその年代なのではないでしょうか?
最近の記事はこの本をベースに自分流にアレンジして作成しています
成長株の積立投資は相性が良くない
積み立て投資と相性の良いパターンとは
積み立て投資と相性の良いパターンとは 続き
本業に集中したい人には「つみたて」はベストの選択肢だと思いますしその意味を知りたい人はこの本を手にすることをオススメします
半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)
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星野 泰平
講談社
売り上げランキング: 3952
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2015.04.17 1週間 1ヶ月 パソコンに触れていなくても資産運用は大丈夫なんですよ
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