ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さんが資産倍増プロジェクトについて質問をしているのでまとめてみました

株式70%超も、投信はわずか1.6%/ネット証券、4社連携で投信シェアは拡大するか
- 日経マネーブログ

3つの投信の中身が明かされると、個人投資家などから「コストが割高」「日本株なのにわざわざブラジルレアルでヘッジするのは?」「運用(設定)期間が短いのでは」とさまざまな疑問の声も挙がっている。

ネット証券側で今回の専用投信の選定に携わった植村佳延・SBI証券執行役員、臼田琢美・カブドットコム証券執行役、荒木利夫・カブドットコム証券営業推進室室長、佐藤澄子・楽天証券投信債券事業部長の4氏に、選定理由などについて聞いた。


3つの専用投信の選定基準について教えてください。

長く愛され、ネットならではの特性を生かした低コストの商品であること。次に「資産倍増プロジェクト」と銘打っているだけに、高いリターンが取れること。最後に東日本大震災などの被災者や被災企業の応援につながること。



個人投資家から保有コストが高いのではという声もありますが・・・。

我々もビジネスですから、収益を度外視したビジネスをやっても長続きしません。慈善事業をやっているわけではないので、そこは努力に見合った収益をいただかないと長続きしないのです。


専用投信の中に極端にコストを下げたインデックス投信を選ぶ、というやり方もあったでしょう。ですがまずはインデックス以外の投信である程度安くしていく、という流れを作る方を選びました。まあ、商売ですので、あまり安くしすぎると「どこで儲ければいいの?」という話になり、誰にとってもハッピーでなくなってはどうしようもありません。



4本目以降の専用投信には、インデックス投信を採用する可能性もあるわけですか?

新しいインデックス投信の提案があれば、ぜひ検討したいです。今回は募集から応募まで2週間という時間的な制約もあって、そういう提案はありませんでした。スケジュールが厳しかった点は反省しています。



当初は1本の予定でしたが、最終的に3本になった理由は?

最初に上げた3つの選定基準を1本ですべて満たす投信が残念ながらありませんでした。



「日本応援株ファンド」については、同じマザーファンドに投資するベビーファンドが楽天証券とSBI証券で 購入できます。なぜあえて同じマザーファンドの商品を専用投信の1本として設定したのでしょうか。

その商品は当社とSBI証券さん以外に、対面の金融機関でも販売しています。今回のプロジェクトはネット証券専用という冠をつけてやっていきたいという思惑


既存の投信を使うと義援金をつけられません。また、(今回のファンドということではないが)、例えば、ネット証券専用投信で残高が増えたら、信託報酬を下げてほしいという要求も将来はしたいと考えています。



3本とも信託期間が無期限ではありません。選考基準で長く愛され、積み立てできるものを挙げていますが、それと矛盾しませんか?

償還期限とされている5年、もしくは10年先のことはわかりませんが、投資家に受け入れられて存在価値があったら、恐らく運用会社は償還延長してくれます。これは間違いない。



それぞれの投信をどういう層に買ってほしいと思っていますか?

目先は今のお客さんですが、ゆくゆくは対面の人にも買ってもらえるようなものにしたいです。



今回の商品開発では、運用会社に商品開発のイニシアティブを委ねた印象がありますが、ネット証券4社が顧客のニーズを汲み取ったうえで、運用 会社に開発を委託するような仕組みでは今後考えていますか。

我々のプロジェクトも、PBの投信を作るようなものです。ただ現在のネット証券のシェアでは、個々の会社が「投資家ニーズに合った商品を作ってほしい」と運用会社に言っても最低運用金額などの問題もあって実現は難しい。

けれど、4社で組むことで、投資家の要望を運用会社にきちっと反映した投信をつくれる道ができたとは言いませんが、できる可能性ができたとはいえるのではないでしょうか。



専用投信の第2弾の予定は?

11月6日に大阪でイベントをやろうと思っていて、その時に投資家の皆さんにお知らせしたいという方向で検討





※要点をまとめていますので誰がどの発言をしているのかはリンクをたどってください

個人的な感想としては「投資家に受け入れられて存在価値があったら、恐らく運用会社は償還延長してくれます。これは間違いない。」これは随分と後ろ向きな考えだなぁ~と思ってしまいます

目先は今のお客さんですが、ゆくゆくは対面の人にも買ってもらえるようなものにしたい」このプロジェクトは投資信託に触れたことのない人達に向けて発信して欲しいものですので考え方にギャップがあったのかもしれません

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