将棋の世界と投資の世界はまったく違っても勝負の世界を生き抜く羽生名人のリスク感覚は学ぶべき点が大きいので取り上げます ※自分用のメモ兼(笑)
- リスクは小出しで取る
基本的には許容できるリスクを取っていくべきなのですが、実は「安全なリスクの取り方」があります。
それは、毎回少しのリスクを取り続けるというものです。1回1回は小さいリスクを取り続けて、それを20回、30回と繰り返せば、気がついてみると今いる場所が、前にいた場所とはまったく違う場所になっていることになります。 - リスクを取ることへの恐怖との付き合い方
リスクを取ることで何が怖いのかと言うと、「リスクを取って失敗する」という結果が怖いわけです。
ですから、何かリスクを取る前に、「このリスクを取れば、ある程度の確立で失敗する、負けてしまう」という前提、覚悟を持っておくと、恐れはなくなるはずです。 - リスクの取ること自体の快感には注意する
「スピード狂」というのはまさにそういうことです。とんでもないスピードで走ることそのものに、ものすごい喜び、楽しさを感じてしまう。
これはあまりに行きすぎると、命を落とす危険性もあります。それこそ本人にとって、リスクが大きすぎます。 - 結果ではなく、「納得できるか」
うまくいくかどうかだけではなく、自分自身が納得できるか、満足できるかという視点で、物事を見ると良いでしょう。
たとえ結果が出なかったとしても、その選択肢を選んだことに満足できるか、納得できるか、です。 - 時代や環境に合わせてリスクを取る
外側で起こっていること、進行していることとの関係も非常に大事です。
時代や環境の変化が非常に速ければ、それに合わせてリスクを取らなければならないし、凪(風がおさまって波の穏やかな状態)のような状態ならば、どんなリスクを取っても状況が動かないわけですから、じっとしていればいい。
つまり、それらにどのように合わせていくかということです。
感想
リスクとの付き合い方は投資の世界でも永遠のテーマのひとつといってもいいでしょう
「スピード狂」ならぬ全力買いの「リスク狂」や「投資狂」は身近な場所(鏡の正面など)にいるかもしれません
羽生名人の実践している無謀ではないリスクの取り方は勝負(投資)の世界で負けずに生き残り続ける鍵があります
退場することなく巨額の富を築いたトレーダーも皮膚感覚で同じようなリスク感覚を持っているのかも?
ちなみに紹介したのは全文ではなく要点を大幅に絞っていますので完全なパッシブではなくアクティブを持ち合わせている投資家には一読してみるのをオススメします
結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)
posted with amazlet at 11.07.29
羽生 善治
日本実業出版社
売り上げランキング: 11819
日本実業出版社
売り上げランキング: 11819
スポンサーリンク
関連コンテンツ
カテゴリ