脳のどこかが熱くなるような考えさせられる一冊
流し読みで理解するのは難しく電卓や紙とペンを必要と思う場面もありセミナーを受講しているような感覚なのかもしれない
実践面ではインデックスファンドやETFを活用した国内外の分散投資だが外債等そのエッセンスは参考になる
リスクについて%で語る本が多数の中で受け入れる損失の金額から投資額を決定する方法も目からウロコ
過去にも山崎さんのファンで本を読んだことのある人には外債不要論や株式の国内外比率などすでに知っている話も多く登場しているのに気付くかもしれません
サブタイトルにある二十歳の君に贈る「マネー運用論」はある程度マネーについて興味と知識を持った人でないとついて行けないところがあるのも気にはなります
文字や計算式は頭でわかっていても身体に身につくのかは人を選びます
ただ「その程度は学ぶ気概のあるひとでないと・・・」のような著者の思いがあるように感じました
選ぶ手段についてはインデックスファンドなどパッシブなのですが資産運用に対するとらえ方については相当アクティブと言えそうです
せっかくのインデックスファンドなのだから積立で楽チン・ほったらかしでOKと考えている人には向かない
そういう意味でも資産運用本として本格派な教材のようでもあります
お金の教室―二十歳の君に贈る「マネー運用論」 ( )
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山崎 元
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