パネルの金額が高い国産ではなく安い海外産を輸入し工事の標準化による生産性向上の効果なのだとか
太陽光発電もユニクロ化やアキュラホーム化といえる状況になりました
日本にとって更に有望な太陽光発電があるので今回はこちらを紹介
太陽光で発電する外壁材…パネル不要、低コスト - 読売新聞
屋根などに設置場所が限られるパネル型と異なり、日当たりがよいマンションなどの壁面として使える。再生可能エネルギーの普及に弾みがつきそうだ。
超高層ビルの壁に使えば、1、2棟程度でも大型の太陽光発電所(メガソーラー)並みの発電能力を得られるという。
もはやパネル不要!今まで壁面の利用は緑化くらいしかなかったけれど発電に利用できればメガソーラー事業の土地すらいらない

※ニュース元のYOMIURI ONLINEより引用
都庁や県庁、区役所や市役所・・・あらゆるオフィスビルの普及も太陽光パネルより敷居が低い?問題は発電量と価格・・・?
新たに開発したのは、現在使われているシリコン半導体の代わりに、石油などから作る有機物の半導体を使う有機太陽電池で、現在のパネル型太陽電池よ太陽光パネルの6~7割程度の発電量ですが圧倒的なコストパフォーマンスを達成
り薄くて軽い。光のエネルギーを電力に変換する効率も約11%で、実用化できる水準に達している。発電能力は1平方メートルあたり80ワット程度で、現在
使われている一般的なパネル型(変換効率14~15%)の6~7割程度の発電ができる。有機太陽電池は重いガラスの基板を使う現在の太陽電池より製造も容易で、生産コストはパネル型の10分の1程度に抑えることもできるという。
製造元の三菱ケミカルホールディングスにも有機太陽電池が紹介されています

※曲げた状態で動作の確認に成功 - 三菱ケミカルホールディングスより
- 塗布変換型有機化合物を塗布する太陽電池(OPV)を世界で初めて開発
- 従来製品に比べて重さ1/10以下と非常に軽い上、柔軟性が高く、簡単に曲がる
- 輪転機で印刷するように量産することも可能で、製造コストを大幅に下げる
現在までの太陽光パネルでは不可能な場所でも普及可能となります
工場や駅舎のスレート屋根等、重い太陽電池パネルを設置するには強度の足りない建物にも設置可能なほか、自動車にも貼れるなど、太陽電池の用途が大きく広がります。この夢のような有機太陽電池は調べてみるといくつか種類がありますが日本の特許技術だけがコスト面を含めて実用段階です
高効率化に挑む 新型有機薄膜太陽電池 - 科学技術振興機構

- 色素増感型(左図)はエネルギー変換効率が高いが、高価なRu色素が必要であることや液相液の封止が困難であることなど、実用化に向けて様々な問題を抱えている
- 高分子塗布型有機薄膜太陽電池(中央図)は、半導体性ポリマー(電子供与体)とフラーレン誘導体(電子受容体)を用いたもので、単一セルで5~6%程度、さらにもう
1層追加したタンデム構造で最高6.5%のエネルギー変換効率が報告されている。しかしながら、高分子ゆえに、高純度の製品を得ることが困難であるばかり
でなく、分子レベルの精密な構造制御が不可能であるという本質的な問題を抱えている。
難しい専門分野の話ですが欧米技術のオチは現状ボツって意味です
太陽光パネルでは技術はあっても価格競争で他国に負けています
それならば既存の太陽光パネル生産を他国に譲ってでも有機太陽電池で世界の圧倒的なシェアを獲得するのが日本の進む道になるのかもしれません
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