その米国上場ETFを対象に米国のモーニングスター社が規模(大型株・小型株)、スタイル(割安・成長)、セクター、地域など独自の分析により優秀と判断した商品および運用会社を発表しています
米モーニングスター初の優秀ETF発表、コストや流動性重視 - モーニングスター
米モーニングスター・ETFアナリストのマイケル・ローソン氏は、「買い持ちする個人投資家は、長期では手数料がリターンに大きな影響を及ぼすことから、手数料の安さを重視する。それに対して多くの資金を投資する機関投資家は流動性に重きを置く」と指摘。それぞれ評価方法を調整し、個人投資家向けと機関投資家向けに賞を設けたという。
そして今回、個人投資家向けで受賞したのはバンガードの「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)信託報酬はなんと驚きの(!?) 0.06%でした
日本の最低水準はニッセイ日経225インデックスファンドの信託報酬が年率0.2625%ですから上には上がいますね?
バンガードの直販方式では少額投資家の場合は口座を保有するのに料金が発生するのに対して日本の場合は証券会社経由で投資信託を購入する場合が普通です
その証券会社(ネット証券)が口座維持管理料を無料としているので回り回って投資信託のコストを削減する障壁となっているようにも思えます
もうひとつの注目の機関投資家は流動性に重きを置くですが日本の場合は個人レベルでも流動性に気を使わなくてはいけません
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬さんの記事を見れば流動性の少ないETFがどれだけ売買するのにも気を使わなくてはならないのかがよくわかります
国内ETFのマイナーな銘柄の実情
国内ETFのマイナーな銘柄の実情 II
この問題はETFという商品そのものより売買する投資家そのものが少ないのが問題の原因ですので「時代待ち」・・・なのかもしれませんが次の文も注目(汗)
海外ETFは、超低コストの運用ができるのですが、売買手数料が高めなので少額では手数料負けしてしまうことや、税務等に手間がかかることから、実際に取り組む個人投資家はマニアというか少数派だという認識でした。
しかし、記事によると、個人投資家だけでなく、都市銀行や生命保険会社など金融機関が海外投資の一部に組み入れる動きも目立つそうです。
日本の機関投資家(銀行や生保)が東証から国内ETFを売買しないと国内は冷え込みますがどうやらTOPIX日経225などの国内株式ETF以外は海外に資金移動している模様ですね
これじゃいつまで待っても時代が来ませんって!?
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