その世界経済インデックスファンドは月次レポートを公開していますので各インデックスでの市場の動きを毎月読んでいるだけで勉強になります
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ただ1月(先月)の月次レポートはまだアップされていませんので速報値としてSMTインデックスでのパフォーマンス結果を発表します
※月次レポート(2013年01月31日)がアップされたので追記します

先月末を100とした1ヶ月の比較チャート

第1位 先進国株式
欧米の株式市場は順調に上昇しました。
米国では「財政の崖」からの転落が土壇場で回避され、強制的な歳出削減措置の発動が3月まで延期されたことに加え、その後も連邦債務上限を3ヵ月間暫定的に引き上げる法律が成立したこと、また2012年10-12月期の企業の決算が総じて良好と受け止められたことなどが好材料となりました。
欧州市場は、米国の財政問題の一時的な緩和、ECB(欧州中央銀行)政策会合で金融市場の状況は大きく改善されたと判断されたこと、主要企業の好決算などを手掛かりに上昇しました。
オーストラリア市場は、堅調な商品市況、追加利下げ期待、予想以上の中国の景気指標などを受けて上昇しました。
業種別では欧米共に金融、医薬品、消費関連業種の上昇率が高くなりましたが、米国では電気通信サービス、アップル株の下落を受けたハイテクなど、欧州では公益、素材関連銘柄が出遅れました。
第2位 国内株式
国内株式市場は、大幅に続伸しました。
米国の「財政の崖」がひとまず回避されたことに加え、国内でも政府が緊急経済対策を決定したことや日銀へのさらなる追加金融緩和期待を背景とする円安進行により、景気や企業業績の回復期待が広がり、株式市場は堅調に推移しました。
その後、日銀金融政策決定会合で決定された追加緩和策が市場の想定範囲内にとどまったことで、目先の材料出尽くし感から一時調整する場面もあったものの、投資家のリスク回避姿勢の後退により一段の円安が進行したことで企業収益の改善期待が強まり、月末にかけて上値を追う展開となりました。
TOPIXの月間騰落率は+9.36%と12月に続き2ヵ月連続の大幅上昇となり、日経平均株価は11,138円66銭と、2010年4月以来となる11,000円台を回復して月末を迎えました。
第3位 新興国株式
新興国株式市場は概ね上昇しました。
香港上場の中国株やロシア市場などが上昇しました。
一方、ブラジル市場や韓国市場は下落しました。引き続き中国を中心とした景気の持ち直しを背景に景気回復期待が高まり、新興国株式市場は上昇しました。
香港上場の中国株は、2012年第4四半期の実質GDP成長率が前年同期比+7.9%と第3四半期の同+7.4%を上回ったことや、適格海外機関投資家(QFII)の投資枠拡大による資金流入期待から上昇しました。
ロシア市場は、主要国の景気回復に伴い原油需要が拡大するとの見通しに加え、先行きロシア中央銀行が利下げに踏み切るとの期待から上昇しました。
ブラジル市場は、市場でインフレ見通しを引き上げる動きがあったことからインフレ懸念が高まり下落しました。韓国市場は、ウォン高や予想を下回る決算などを受けて自動車株が売られ下落しました。
第4位 新興国債券
為替市場では、米国の「財政の崖」への懸念がひとまず回避されたこと、3年物長期資金供給オペ(LTRO)に関する銀行の繰り上げ返済額が市場予想を上回ったことから欧州銀行の資金調達環境の改善が意識されたことなどを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退しました。
また、11月の日本の経常赤字幅が市場予想を上回ったことや安倍政権が日銀に対して金融緩和圧力を強めるとの思惑から、円に対して新興国通貨は上昇しました。
通貨別では、中央銀行が通貨安抑制策を打ち出したブラジル・レアル、「財政の崖」が回避された米国と経済的つながりの強いメキシコ・ペソは上昇しました。
一方、成長率の低下や政府の効率性悪化を理由に格付会社が国債格付を引き下げた南アフリカ・ランドは下落しました。
債券市場では、国によってまちまちの結果となりました。インフレの安定を背景に利下げ観測が高まったメキシコ、通貨高抑制を目的に翌日物金利の上限と下限を引き下げたトルコ、政策金利を引き下げたコロンビアの金利は低下(価格は上昇)しました。
一方、国債格付が引き下げられた南アフリカ、インフレ警戒感が強まったブラジルの金利は上昇(価格は下落)しました。
第5位 先進国債券
米国10年国債利回りは、中低所得者向けの減税措置が延長され当面の「財政の崖」が回避されたことを受けて投資家のリスク回避姿勢が後退したことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で資産購入額を縮小する可能性が示され量的金融緩和策の早期打ち切り観測が台頭したことなどから上昇(価格は低下)しました。
下旬には欧州債務問題への懸念が後退したこともあり、2012年4月以来となる2.0%付近で月を終えました。
ドイツ10年国債利回りも、ECB(欧州中央銀行)が欧州金融市場の落ち着きや2013年後半の域内景気の回復に言及し、目先の利下げ観測が後退したことなどを受けて上昇する展開となりました。
下旬にはドイツの景況感指数が予想以上に改善したことに加え、ECBによる資金供給オペの早期返済額が市場予想を上回ったこともあり、1.6%台後半で月を終えました。
米ドル/円相場は、「財政の崖」が回避されたことに加え、安倍政権が日銀に対して2%の物価目標を求める姿勢を改めて示すなど金融緩和強化への圧力を高めたことを受けて、円安・米ドル高の展開となりました。さらに政府の緊急経済対策の決定、11月の日本の経常収支が予想を上回る赤字を記録したことなどを背景に円は続落し、月末にかけては2010年6月以来となる91円台前半まで円安・米ドル高が進行しました。
ユーロ/円相場も、ECBの早期利下げ観測が後退したことや日本政府の緊急経済対策の決定を受けて、円安・ユーロ高の展開となりました。一部欧州当局者からはユーロ高を牽制する発言があったものの、スペイン国債入札の好調やドイツの景況感指数が改善したことなどからユーロは続伸し、月末にかけては2010年5月以来となる123円台後半まで円安・ユーロ高が進行しました。
第6位 国内債券
国内債券市場では、金利が低下(価格は上昇)しました。
月初は、米国の「財政の崖」の回避や米雇用統計が改善してきたことを背景に米国国債利回りが上昇した影響から、国内金利も上昇(価格は下落)して始まりました。
しかしその後は、22日に開かれる日銀金融政策決定会合で日銀当座預金の付利引き下げなどより大胆な金融緩和策への期待が一部で高まったことに加え、補正予算後の国債発行計画の発表を受けて過度な国債増発懸念が後退したことから金利は低下基調となりました。
月末にかけては、円安や株高の進行を受けて金利に上昇圧力がかかる場面もありましたが、先行きの日銀による追加金融緩和期待が下支えとなったことから金利上昇幅は限定的でした。
結局、10年国債利回りは0.74%と前月末比で低下して終了しました。
月次レポートが公開されたら更新します ←※更新しました
おそらくこの世界経済インデックスファンドで世界経済を学ぼう♪シリーズは速報値と月次レポートのアップとで毎月2回投稿していく予定です
ただ単に毎回PDFファイルを開けるのが面倒くさいのブログ記事として保管したいという個人的な・・・!?
2013年2月18日追記
いかがでしょうか?世界経済インデックスファンドで世界経済を学ぼうは?
おそらく日本国内で起こったことはアベノミクスであったり3本の矢であったり知っていることもあると思われます。。。ただ新興国で何が起こっているのか?
コロンビアで政策金利を引き下げたとかブラジル・レアルやメキシコ・ペソ通貨などはそれほど情報として入ってこなかったりします
細かい活字ですが読む価値は十分にあります
願わくば月次レポートがもう少し早く公開されると嬉しいのですが・・・。
頑張れ!世界経済インデックスファンド!
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