野村證券で先月末から野村RAFI日本株投信が設定されました。
これは個人向けでは国内ではじめてのファンダメンタル・インデックスファンドらしいです。
らしい・・・と言うのはコンセプトとしては新しいかもしれないけれど「さわかみファンド」もファンダメンタル・インデックスファンドと呼んでもいいと個人的には感じるのでここでは(国内初・・・らしい)としておきます。

このファンドの良い面では過去5年間の利益・キャッシュフロー・配当に株主資本比率の4つの要素から選ばれた1000銘柄のインデックスファンドでしょう。
自分が思うに単純なスクリーニングをしただけの「にわかバリュー投資」は過去5年間の決算推移を見ないだろうし
1000銘柄も分散できる個人投資家は皆無だろうからいいファンドかもしれません。
世界では同社のモデルは既に実績もあるらしいです。

このファンドの悪い面では単純平均化の分散ではなく個別銘柄のウェイトを算出し、そのウェイト上位1000銘柄なのでファンド内の大半が大型バリュー株になり
上昇相場ではグロース株ファンドに遅れをとります。
それとコストでしょうね?
ノーロードで年間コストが1%を切ればこういうファンドは欲しいと思えるファンドのひとつでしょうが
購入者が本当に欲しいファンドと言うのは販売者の儲けにならないファンドになってしまうから理想的なファンダメンタル・インデックスファンドなんて今までもこれから先も見ることはないでしょう。

ん・・・?よく見ると信託期限が2017年7月13日ですか?
満期まで積み立ててその後にETFにスイッチ・・・?
リレーする手数料や税金を考えたらはじめからETFのほうが良く見えてきたぞ(汗)

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