来年初から算出するJPX日経インデックス400についてETF組成・上場・販売に関するライセンス(使用許諾)の申込みを受け付け開始しました(東証

これは以前の記事でも書きましたが野村アセットマネジメントがETF組成に前向きな発言(該当記事)がありましたので参入してくる可能性が高そうです
そして約120兆円の運用残高とも言われているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が重点的に投資する検討(該当記事)との話もありますので採用銘柄は既に買われている状況もチラホラと・・・。
JPX日経インデックス400の概要をおさらい

【選定基準】
以下の手順及び基準に従い、銘柄選定を行います。

(1)スクリーニング
① 適格基準によるスクリーニング
下記のいずれかに該当する場合は銘柄選定の対象としない。
・上場後3年未満(テクニカル上場を除く)
・過去3期いずれかの期で債務超過
・過去3期すべての期で営業赤字
・過去3期すべての期で最終赤字
・整理銘柄等に該当

② 市場流動性指標によるスクリーニング
上記を除く全対象銘柄の中から、以下の2項目を勘案し、上位1000銘柄を選定。
・直近3年間の売買代金
・選定基準日時点における時価総額

(2)定量的な指標によるスコアリング
(1)により選定した1000銘柄に対して、以下の各3項目にかかる順位に応じたスコアを付与します(1位:1000点~1000位:1点)。その後、各3項目のウェイトを加味した合計点によって総合スコア付けを行います。(ROEと営業利益はスコア付けに際しての取扱いあり)
・3年平均ROE:40%
・3年累積営業利益:40%
・選定基準日時点における時価総額:20%

(3)定性的な要素による加点
(2)のスコア付けの後、以下の3項目を勘案してスコアの加点を行います。
この加点は、(2)の定量的な指標によるスコアリングに対する補完的な位置づけです※。
・独立した社外取締役の選任(2人以上)
・IFRS採用(ピュアIFRSを想定)または採用を決定。
・決算情報英文資料のTDnet(英文資料配信サービス)を通じた開示
  ※(2)の総合スコアのみによって選定を行った場合との差異が最大でも
    10銘柄程度となるような加点規模です。

(4)構成銘柄の決定
(3)の加点の後、スコアが高い順に400銘柄を選定し、構成銘柄とします。


これはどう見ても素晴らしい企業であり誰もが『いいね!』と思える要素全部入りです
・・・つまりは皆が買うので株価は高くつきます

マネックス証券では日経平均級?の大型インデックスがまもなく登場!(2013年11月26日)の中で

約120兆円の運用残高(※)を持つGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がベンチマークをTOPIXからJPX日経400に変更するのではないか、と報道されています。

もし実現すれば、ポートフォリオの組み換えが行われ、TOPIX採用銘柄とJPX日経400採用銘柄での大規模な資金の移動が起こる可能性があり、注目されています。


ベンチマークをTOPIXからJPX日経400に変更するのはないでしょ?
TOPIX採用銘柄とJPX日経400採用銘柄での大規模な資金の移動もないでしょ?

こんな飛ばし記事まで登場するような目玉商品なのですがJPX日経400に投資するのは少し慎重になってみたほうがいいのかもしれませんね

重要なので過去記事ROE基準のETFが出ても高配当ETFからの変更なしから復習

ROEと複利リターン

グラフを見ると、ROEのみを投資判断基準とした場合には、高ROEだろうが低ROEだろうが、パフォーマンスの一貫性は見られません。一番、高ROEで株主資本をうまく利用しているはずの1のグループのパフォーマンスも大したことはありません。

ROE(株主資本利益率)とはより引用


引用元と違ってROEのみを投資判断基準としていないから結果は違ってくるはずだと思いたいところですが結果はそれでも目くそ鼻くそに感じます
ROEが高い企業は人気があるがゆえにバリュエーションが高い
さらに年金(GPIF)が絡んでくるとなると機関投資家も大きくポジションを取るはずですしね

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