金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
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竹川 美奈子
かんき出版 (2013-01-09)
売り上げランキング: 8,060
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非課税のメリットが他のどんな制度よりも優れているので、NISAよりも第一の候補として選択するべき。
個人型確定拠出年金に加入するのはいくつかの条件がありますが、この制度を使える人は3600万人以上もいるのに実際に活用しているのは14万6000人程度と0.4%以下という現実。

知らなきゃ損のこの制度は、自分で探さなければたどり着きません。
そして今まで個人型確定拠出年金についてここまで親切に説明されている本も記憶にありません。
- 途中で掛け金を減らしたり厳しい時にはストップできるのか
- 興味をもった金融機関がやたら遠隔地なのだが問題ないのか
- 企業型DCから次の転職で持ち運べない人の移管の注意ポイントは
- 手続きする際の会社での書類の内容と方法は
- 個人型確定拠出年金の金融機関を変更できるのか
疑問に思っていたことが本書にズバリ書かれていてスッキリしました!
【気になったところ】
本のタイトルにある『年利15%でふやす』や・・・文中でよく登場する『年間15%のリターン』などは投資でリターンを得たのではなく年末調整によるキャッシュバックのような感覚なのでどうかと感じます。
※タイトルの決定権は出版社にあるようです
↳著者の竹川さんから『特別法人税については若干ですが説明している』とのご指摘をいただきましたので見逃していたようです(ツイッター)
※こちらは毎度凍結の延長が続いている
【どれくらいお得なのか引用】
課税所得 | 月々の掛け金(年間の掛け金) | 年間の所得税・住民税の軽減効果 |
150万円 | 1万円(12万円) | 1万8000円 |
2万3000円(27万6000円) | 4万1400円 | |
6万8000円(81万6000円) | 12万2400円 | |
300万円 | 1万円(12万円) | 2万4000円 |
2万3000円(27万6000円) | 5万5200円 | |
6万8000円(81万6000円) | 16万3200円 | |
600万円 | 1万円(12万円) | 3万6000円 |
2万3000円(27万6000円) | 8万2800円 | |
6万8000円(81万6000円) | 24万4800円 |
年間27万6000円貯められて、年末調整で所得税が2万7600円還付され、翌年の住民税が2万7600円安くなります。(P.95引用)
所得税と住民税を合わせると合計5万5200円の税金が軽減された
いくつか考慮するポイントはありますが、これから将来(老後)に残すお金を考える人にとって最良のマニュアルになる一冊です。
この本をキッカケにSBI証券の確定拠出年金を申し込んでみたに進みます。
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