金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術を読みました。

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
竹川 美奈子
かんき出版 (2013-01-09)
売り上げランキング: 8,060

SBI証券iDeCo手続きのながれ金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術を読んだ
いまここ)2013/12/14
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SBI証券の確定拠出年金を申し込んだ
該当記事)2013/12/15
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会社に事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書という書類にハンコをもらう
該当記事)2013/12/18
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国民年金基金連合会から『個人型年金加入確認通知書』が届く
該当記事)2014/02/13
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SBIベネフィット・システムズから『ID及び初期パスワードのお知らせ』が届く
該当記事) 2014/02/18
本書で伝える資産運用術とは『加入する・しないは個人の判断ですが、個人型DCという選択肢があることを知ってほしい』って話。
非課税のメリットが他のどんな制度よりも優れているので、NISAよりも第一の候補として選択するべき。
個人型確定拠出年金に加入するのはいくつかの条件がありますが、この制度を使える人は3600万人以上もいるのに実際に活用しているのは14万6000人程度と0.4%以下という現実。

個人型確定拠出年金の普及率

知らなきゃ損のこの制度は、自分で探さなければたどり着きません。
そして今まで個人型確定拠出年金についてここまで親切に説明されている本も記憶にありません。

  • 途中で掛け金を減らしたり厳しい時にはストップできるのか
  • 興味をもった金融機関がやたら遠隔地なのだが問題ないのか
  • 企業型DCから次の転職で持ち運べない人の移管の注意ポイントは
  • 手続きする際の会社での書類の内容と方法は
  • 個人型確定拠出年金の金融機関を変更できるのか

疑問に思っていたことが本書にズバリ書かれていてスッキリしました!

【気になったところ】
本のタイトルにある『年利15%でふやす』や・・・文中でよく登場する『年間15%のリターン』などは投資でリターンを得たのではなく年末調整によるキャッシュバックのような感覚なのでどうかと感じます。
※タイトルの決定権は出版社にあるようです

現在は凍結(平成25年度末まで)されている積立金の全額に一律1.173%がかかる特別法人税の課税の説明が一切ない
↳著者の竹川さんから『特別法人税については若干ですが説明している』とのご指摘をいただきましたので見逃していたようです(ツイッター
※こちらは毎度凍結の延長が続いている

【どれくらいお得なのか引用】

課税所得月々の掛け金(年間の掛け金)年間の所得税・住民税の軽減効果
150万円1万円(12万円)1万8000円
2万3000円(27万6000円)4万1400円
6万8000円(81万6000円)12万2400円
300万円1万円(12万円)2万4000円
2万3000円(27万6000円)5万5200円
6万8000円(81万6000円)16万3200円
600万円1万円(12万円)3万6000円
2万3000円(27万6000円)8万2800円
6万8000円(81万6000円)24万4800円

年間27万6000円貯められて、年末調整で所得税が2万7600円還付され、翌年の住民税が2万7600円安くなります。
所得税と住民税を合わせると合計5万5200円の税金が軽減された
(P.95引用)

いくつか考慮するポイントはありますが、これから将来(老後)に残すお金を考える人にとって最良のマニュアルになる一冊です。

この本をキッカケにSBI証券の確定拠出年金を申し込んでみたに進みます。

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