賢人の知恵とは「賢く生きる」ことであって「正しく生きる」ことだけでは決してない。
そう考えると正直者や嘘に潔癖な人よりも人生を柔軟に対応できる賢い人物が競争社会の中で本当の頂点に立つのであり立つべきである。
ここで間違えないでほしいのは「正直者はバカ」なのではないと言うこと。
正直とは善に必要な要素であって文末にある「善を持って生きることで人は完成する。」には全面的に同意します。

哲学書は難しくなりがちなジャンルであるがこの本の最もいい部分はひとつのテーマに対して1ページの簡潔さでしょう。
なにか哲学書を読んでみたいという興味程度であれば絶対のオススメですし、むしろはじめから無駄に敷居の高く難しい哲学書は読まない方がいいでしょう。
子供にも読んでもらいたい良書です。


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