詐欺 残念 うそ

以前の記事投信協会が運用報告書などパブコメを募集していたので意見してみましたでは信託報酬について少し言及していました

費用の表記で『信託報酬』という誤解を受けやすい明記は削除して運用管理費用で統一してください


投資信託には『販売手数料』と『信託報酬』2つのコストを知ることが重要です

販売手数料
購入時に販売会社に支払う費用。申込価額の数%をその費用として支払います

信託報酬
投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて日々支払う費用

投資信託協会より引用


販売手数料という言葉を読めば購入時に自分が支払う費用なんだといううことが直感的にわかるので同じファンドが◯◯銀行では高く設定されていて◯◯ネット証券では無料(ノーロード)とわかったのなら◯◯ネット証券のほうがお買い得であると簡単に知ることができます

信託報酬という言葉を読んだ場合・・・そもそも信託報酬という言葉は普段の生活で馴染みがない
報酬という言葉には『なにか貰える』という印象もありますし『あなたが投資信託を保有している限り日々支払っている費用です』という事実がこの信託報酬という言葉には感じられません

最近の投資信託説明書(交付目論見書)には「運用管理費用(信託報酬)」というコストだと伝わりやすい表記に変わってきましたが信託報酬という言葉が絶滅したわけではありません

日本人は玉子100円の安売りでは行列ができるほどコスト意識が高いのですから運用管理費用でファンドの優劣ができない人種だとは思えません

マネックス証券
で販売されている投資信託の月間売れ筋ランキングによると

1位 日経225ノーロードオープン(0.864%)
2位 ニッセイ日経225インデックスファンド(0.27%)

この2つのファンドはどちらも同じ投資対象の投資信託ですが1位の運用管理費用(信託報酬)は 0.864%で2位は 0.27%となっています
まったく同じであるはずなのに3.2倍も高額な投資信託のほうが人気である理由は本来ありません

信託報酬の『報酬』というキーワードがどこかプレミアム感があって2位のファンドよりも1位のファンドのほうが良い仕事をしていると誤解されているのかもしれませんね

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