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米コンサルティング大手のKPMGは世界の資産運用業界の淘汰は避けられず15年以内に企業数は現在の半分になると述べました(Reuters

投信ブログの性質上、資産運用会社とは投資信託の運用会社を思い浮かびますが富裕層などの資産を預かり運用していく業界の淘汰が今後激しくなっていくようです
記事によると世界の資産運用会社の半数が2030年までに淘汰され消滅するとのことですがこれからの時代はプロが選別した資産を運用していくのではなく各アセットのインデックス(指数)を自分で作成していく時代が来るのではないでしょうか

もっともわかりやすい例えで言うと企業年金
企業年金は資産運用会社が得意とする大口顧客のひとつですが成績は芳しくありません
もともと設定されていた期待リターンが高すぎることもあり実現するにはよりハイリターンな投資になり資金を溶かすことも度々ニュースで取り上げられます

日本の資産運用会社で言えば運用者はサラリーマンだったりするので顧客の資金で損をしてもクビになるようなこともないでしょう
「損をしない程度に」「クビにならない程度に」資産運用をするのが日本の資産運用会社のイメージなのですが中の人いかがでしょうか

企業年金から確定拠出年金制度に移行するようにこれからの資産運用は自分で決める時代です
世界の資産運用会社が淘汰されていくのでしょうが各アセットを選択するのに必要なツールであるファンドを運用するアセットマネジメント社の重要度が上がり競争が激しくなるでしょう

その結果、低コストで良質な投資信託を提供できない運用会社は淘汰されて個人投資家から評価をされていく運用会社のみが生き残ります
販売会社は過剰なサービスを好む若者は今後増える見込みが無いので必要最低限のローコスト経営になっていくことも考えられます

もしかしたら現在、強すぎる販売会社の支配が問題となっている日本において子会社に過ぎなかった運用会社のほうがイニシアチブ(主導権)を握るかもしれません

これからはインデックスファンドやETFを活用して確定拠出年金やNISA口座、特定口座などをうまく使い分けできる個人投資家が多数輩出されていくのです
今やワンコイン(500円)から世界の株式や債券に投資できる環境が整っているので資産運用会社に自身のファイナンシャルプランについてお世話になる理由がないのです

資産運用を自分で決める時代が来ています
資産運用を資産運用のプロにお任せする時代に戻る可能性はほぼないでしょう

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