
楽天銀行では先月に満期1週間の円定期預金(年0.50%)、満期2週間の円定期預金(年0.30%)と条件の良い超短期の定期預金の取り扱いを開始しました(2014年6月24日)
(参考記事)楽天銀行 満期1週間0.50%、満期2週間0.30%の円定期預金の取扱いを開始
その1週間後に満期1週間、2週間ともに金利を0.05%に低下させました(2014年6月30日)
(参考記事)楽天銀行 満期1週間0.50%、満期2週間0.30%の円定期預金が本日より0.05%にひっそりと低下
その1週間後に再度金利を満期1週間0.10%、満期2週間0.06%と変更(2014年7月7日)
(参考記事)楽天銀行の超短期円定期預金金利がまさかの引上げ(1週間ぶり2回目)
※すべてインデックス投資日記@川崎さんよりリンク
この目まぐるしい金利変更に楽天銀行にて預金している顧客は振り回された模様
楽天銀行の行為は目先の顧客獲得に目が行き過ぎた結果、顧客無視の経営をしています
さて楽天銀行がホームページにて6月末日時点の口座数・預金残高を発表しましたので今年の推移を確認してみたいと思います
楽天銀行2014年口座数・預金残高の推移

2014年 | 口座数(千口座) | 預金残高(億円) |
1月 | 4542 | 9786 |
2月 | 4572 | 9637 |
3月 | 4602 | 10165 |
4月 | 4632 | 10140 |
5月 | 4662 | 10301 |
6月 | 4690 | 10653 |
楽天銀行が手にしたもの
先月比で口座数が2万8,000口座獲得しました!
先月比で預金残高が352億円増加しました!
おめでとうございます!
楽天銀行ではこの半年間、預金残高が月ごとに増加したり減少したりを繰り返していて銀行としては不安定だったのかもしれません
2ヶ月連続で預金残高が増加したのは2013年11~12月以来となっています
そういう意味では今回の満期1週間の円定期預金(年0.50%)キャンペーン(?)で月末をむかえる作戦は短期的には成功したと言っても良いかもしれません
楽天銀行が失ったもの
この満期1週間の円定期預金(年0.50%)は期間限定のキャンペーンだったわけではありません
突然金利を0.05%に低下させたのに終了のアナウンスはなくトップページには終了しているはずの高金利(年0.50%)が残されたままという数日間もありました
今日時点でもトップページから入れる『「円定期預金(1週間・2週間)」の取り扱いを開始』のプレスリリースでは【※2014年6月23日現在】と注意書きがあるけれど満期1週間の円定期預金(年0.50%)の数値は今日現在に修正されてはいない
こういうことを繰り返すようだと既存の口座保有者は目先の金利が良い時だけ資金移動をすることを繰り返して長期的には他のネット銀行に資金流出するでしょう
そもそも今回の件が後世に伝えるべき騒動として確実に残るでしょう
まとめ
今回の騒動で楽天銀行は口座数・預金残高ともに増加しました
今回の騒動で楽天銀行は目先重視で顧客無視というプライスレスな信用を失ったかもしれません
こんなことを繰り返しているからSBIネット銀行の預金残高3兆円に遠く及ばないのです
SBIネット銀行は楽天銀行より口座数では半分以下なのに1人あたりの預金額が大きいので預金残高が3倍という信用の証明でもあります
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