投資とは「失望した投機家」のことから始まるので投資家を自称している人には遠慮されてしまいそうな過激な作品に思えるかもしれない。
しかし投資家の中にいったいどれだけの者が投機についての正しい理解をしているのか?
一般的に投資家は投機についてギャンブルと大差ない感覚でいるのでしょうが
本当の投機家は投機とギャンブルについて明確な線引きをしているのがわかる。
「賭けは最後に必ず負ける」から歴史上の賢明なる投機家は哲学に励んだり
数学の確率論を確立したりとある意味で人類の歴史を大きく前進させたのは投機なのではないかとも感じます。
興味深いのは日本の発展に大きく貢献した始めての鉄道(新橋~横浜間)は外国人投機家からの資金であったり
日本初の電力会社も投機で獲得した利益賄われている。
現在は新興国への投資ブームであるがこれは実際には投機でしょう?

最後に参考文献があるがそこにある数多の本の上にこの「投機学入門」が存在するのが成り立つのを考えると投機を軽々しく考えられなくもなるし
投資と投機の選別すらも意味さえ見出せなくもなる。

投資を学んだから投機を学んでみるのではなく
投資を学んだ上で投機を学んでみるのがいいでしょう。
入り口を間違えると投機とギャンブルの違いすら理解不能です。

ちなみに具体的な投機学入門のテクニックなんてちっぽけな話はどこにもありません。


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