楽天証券 海外株式の特定口座サービス開始

楽天証券の海外株式・海外ETFが2014年中(12月下旬予定)に特定口座対応を発表!

海外株式の特定口座サービス開始!|楽天証券

昨年のマネックス証券に続き、楽天証券でも海外ETFと国内の株式やETFなどの特定口座と損益通算が可能になります。

2年前のちょうど今頃に、『やります宣言』(該当記事)をして、マネックス証券に先を越されて(該当記事)、現在に至ります。

特定口座とは(楽天証券ホームページより引用)
  • 面倒な損益の計算を楽天証券がお客様に代わっておこないます。面倒な為替の計算も不要です。
  • 「源泉あり」なら、確定申告が原則不要になります。
  • 特定口座内の国内株式や投資信託と損益通算ができます。

海外ETF特定口座対応でも一般→特定はできません


いままで投資・保有してきた海外ETFについては、制度的に特定口座に移管することができませんので、そこは注意しましょう。

(関連記事)
一般口座から特定口座は制度上移管できません(2013.11.17)

海外ETF特定口座対応でも外国税額控除をするには確定申告が必須


特定口座になったことで、より一層のほったらかし運用が可能になった海外ETFですが、2重課税となっている米国課税部分を取り戻す『外国税額控除』については、自分で確定申告をおこない取り戻す作業があります。

Q.
現地で徴収される税金も、海外株式が特定口座に対応することにより、損益通算されるのでしょうか。

A.
海外株式の売却益は、原則、「租税条約」により外国では課税されません。配当金(分配金)は、現地にて配当課税されますが、現地で差し引かれた税額は損益通算の対象とはなりません。

配当金(分配金)は現地で税金が徴収された後、国内に入金され、その入金された金額を基準として、国内での税金が差し引かれます。この国内での課税分は、特定口座の損益通算の対象となります。

なお、現地で差し引かれた税額は、外国税額控除制度を利用し確定申告することで、2重課税分の一部を控除することができます。



おわりに


今回の発表で、ネット証券大手で海外口座を取り扱っていて特定口座に対応していないのはSBI証券のみという状況になってきました。
こうなると、SBI証券もまた、特定口座対応を迫られることになりそうです。

カブドットコム証券もまた、業界最低水準手数料で米国株取引に参戦予定(該当記事)ですので、特定口座に対応したまま発表する可能性が高まりました。

楽天証券さん。グッジョブ!

(こちらでも関連記事として紹介しています)
2013.11.16 マネックス証券の米国株特定口座対応祭り まとめ
2015.03.07 バンガードの進撃により最初から海外ETFという選択肢も整ってきた
2015.03.11 SBI証券 外国株式と海外ETFにおける特定口座対応を発表
2015.08.18 SBI証券が2015年12月25日から海外ETFの特定口座に対応

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